複数のカメラメーカーを使う理由…というか醍醐味のひとつが“そのメーカーにしかない交換レンズが使える”というコト。ペンタックスの場合は、アルミ削り出しの高品位レンズ「リミテッド」シリーズが代表的な存在だけど、他にも「ペンタックスなら、このレンズを使うだろう!」と思わせてくれる製品がある。
真っ先に名前が挙がるのが『DAフィッシュアイ10-17ミリF3.5-4.5 ED』だろうね。実は、この手の魚眼ズームレンズは、以前もペンタックスから発売されていた(17-28ミリ)。ボクは、その17-28ミリを持ってたけど、焦点距離からすると最短撮影距離が長めなので、花とかを狙っていると、あまり寄れないので楽しさは半減。…そういう不満を感じたので、あまり使わないうちに手放してしまった。その点『DAフィッシュアイ10-17ミリF3.5-4.5 ED』なら「最短撮影距離14㌢」、レンズ先端の「2.5㌢」までグワッと寄れるので、花の撮影とかでも十分に楽しめそう。
そして、「ペンタックスK200D」と「タムロンAF18-200ミリF3.5-6.3 XR Di Ⅱ」の衝動買いからしばらく経ったある日、都内の中古カメラ店で新品同様(美品)の『DAフィッシュアイ10-17ミリF3.5-4.5 ED』を見つけ、これまた衝動的に買ってしまいましたヨ。まあ、新品との価格差はあまり大きくなかったけど(数千円)、それでも同様の仕様の「トキナーAT-X 10-17ミリF3.5-4.5」と比べると、かなり安いんだよねー。
正直なところ、魚眼レンズ(単焦点もズームも)を使いこなすのは容易ではない。物珍しさで買ったはイイが、描写のクセがうまくつかめなかったり、その描写を生かす機会が見つけられなかったりして、次第に飽きてくる(苦笑)。でも、このDAフィッシュアイ10-17ミリは、前述のとおり抜群に寄れるレンズなので、花の撮影などで“独特の表現”にチャレンジしたくなるっ!
◆ペンタックスK200D DAフィッシュアイ10-17ミリF3.5-4.5 ED(11ミリで撮影) 絞り優先オート F16 1/125秒 +1補正 WB太陽光 ISO200
◆ペンタックスK200D DAフィッシュアイ10-17ミリF3.5-4.5 ED(10ミリで撮影) 絞り優先オート F11 1/100秒 WB太陽光 ISO200