機材レポート

少し前に購入したシリーズ最後(!?)のマクロ派コンデジ『リコー CX6』

リコーCX6
発売からおよそ1年後に購入した『リコー CX6』。本当はブラックが欲しかったが、ブラックはすでに完売。ということで、次点候補のシルバーを選択。まあ、このカラーも自分としては新鮮かも…。

 使い続けているシリーズのカメラは、その買い替え時が意外と難しい。まあ、劇的なスペックアップやテイストの違いがあれば迷わず買い替えるけど、そうじゃない場合は”しばらく様子見”モードになる。ええ、買い替えを見送るのではなく、あくまでも様子見ね(笑)。

 昨年の後半に入手した『リコー CX6』も、そんな様子見の期間を経て買い替えたカメラである。

このリコーCXシリーズは、当ブログで2010年5月に紹介した「CX3」と、2011年6月に紹介した「CX5」と、2モデルを使ってきた。前回の”CX3からCX5への買い替え”でも述べてるけど、28〜300ミリ相当の光学10.7倍ズームや、有効画素数1000万画素の裏面照射型CMOSセンサー、画像処理エンジン「Smooth Imaging Engine Ⅳ」といった基本的な仕様は、今回のCX6も変更はない(CX3から)。

ボディデザインに関しても、CX3とCX5とではガラッと変わってたけど(間にCX4も挟んでたし)、CX5から今回のCX6へのデザイン変更は超微妙。

そんな買い替えの必然性がイマイチ感じられないCX6だったが、次モデルが登場しないまま「生産終了」のアナウンスが…。ということで、駆け込み需要的な理由もあって、CXシリーズの最後のモデルになるかもしれない『リコー CX6』に買い替えた。

現在では、CXシリーズよりもスリムでコンパクトなボディに、もっと高倍率なズームレンズ(光学20倍など)を搭載するモデルが、他社から発売されている。…だけど、広角側や特定のズーム域だけでなく、ズーム全域で寄れる(マクロ能力が高い)リコーCXシリーズは、ボクにとっては”携帯性に優れるブツ撮りカメラ”として重宝してきた。そう思うと、今となっては「スリム」とは言い難いこのボディも、何だか愛おしく思えてくるね(笑)。

ちなみに、CX5にはないCX6の機能としては、絞り/シャッター優先モード、AF連写、ズームアシスト表示、動画ボタン、スナップ動画、蛍光灯ちらつき軽減…などが挙げられる。

まあ、何はともあれ、リコー CX6よ! 先輩モデル(CX3とCX5)の後を引き継いで、これからも”頼れるブツ撮りカメラ”として頑張ってくれたまえ!!

作例1(C)吉森信哉
作例写真の被写体がほかのカメラって、何だか変な感じ(笑)。
◆リコー CX6 85ミリ相当で撮影 プログラムオート F4.6 1/84秒 WBオート ISO130

作例2(C)吉森信哉
「開放」と「小絞り」の2段になるけど、絞り優先オートでも撮影できるようになった。このカットは小絞りで撮影したモノで、開放で撮影したモノよりも背景がハッキリ描写されている。
◆リコー CX6 200ミリ相当で撮影 絞り優先オート F11.8 1/34秒 +0.3補正 WBオート ISO400

作例3(C)吉森信哉
◆リコー CX6 50ミリ相当で撮影 絞り優先オート F4.3 1/73秒 WBオート ISO100

作例4(C)吉森信哉
◆リコー CX6 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.5 1/540秒 WBオート ISO100

作例5(C)吉森信哉
◆リコー CX6 31ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.7 1/36秒 WBオート ISO125

作例6(C)吉森信哉
◆リコー CX6 31ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.7 1/660秒 -0.3補正 WBオート ISO100