機材レポート

唐突に買ったタフネス系コンデジで伊豆旅行へ!!『パナソニック LUMIX DMC-FT5』

パナソニック LUMIX DMC-FT5
「DMC-FT5」のカラーバリエーションは、シルバーとオレンジの2色。オレンジの印象も悪くなかったが、今回はベーシックなシルバーを選択した。

 先日(GW前後)、メーカーから借用した「オリンパス スタイラス TG-2 Tough」を使用したが、ボク個人としてはタフネス系コンデジは”空席状態”であった。ということで…いや、それはあまり関係なくて、唐突に「久しぶりに新しいタフネス系コンデジが欲しいかも」という気分になり、ふらりと立ち寄ったカメラ量販店で『パナソニック LUMIX DMC-FT5』を買ってしまった。

 当然、スタイラス TG-2 ToughやペンタックスのWG-3 GPSあたりも候補に挙げていたが(F2.0大口径ズーム、極めて高倍率なスーパーマクロ機能、コンバージョンレンズ対応、などが魅力)、最終的には割とオーソドックスな「LUMIX DMC-FT5」を選んだ。まあ、スタイラス TG-2 ToughやWG-3 GPSのような”突出した特長”は見当たらないけど、ソリッドかつ落ち着きのあるデザインや、LUMIX共通のわかりやすい操作性などに、魅力を感じたのである。

そして、6月の中旬、家族で1泊2日の伊豆旅行に出かける際にも、この「LUMIX DMC-FT5」を持参した。…というか、出発の間際まで原稿執筆に追われていて、カメラやレンズを選ぶ余裕もなかった。「まあ、1泊2日の家族旅行だから、気軽に記念写真が撮れたらそれでイイや」と達観したよ(笑)。

完徹のためヘロヘロ状態での旅立ちになったが、それだけに車窓から眺める伊豆の海や周辺の緑(樹木や草むら)が、目や心に沁み入ってくる。そんな光景を「LUMIX DMC-FT5」で気軽にスナップしているうちに、原稿作業で疲れ切った身体と心が少しづつ癒されていく感じがした。

作例1(C)吉森信哉
伊豆急行「伊豆大川駅」のホーム風景を車窓スナップ。
◆パナソニック LUMIX DMC-FT5 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/400秒 WBオート ISO100

作例2(C)吉森信哉
この坂を登りきれば、宿泊ホテルが…。
◆パナソニック LUMIX DMC-FT5 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/800秒 WBオート ISO100

作例3(C)吉森信哉
夕食はバイキング形式。
◆パナソニック LUMIX DMC-FT5 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/20秒 WBオート ISO400

作例4(C)吉森信哉
暮れゆく伊豆熱川(部屋のベランダから望む)。
◆パナソニック LUMIX DMC-FT5 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/10秒 -0.7補正 WBオート ISO400

 初日は、伊豆高原駅の周辺を散策したくらいだが、予想以上に良い天気だったので、特別な観光要素はなくても楽しかった。そう、駅近くのスーパーに行ったくらいだし(笑)。…そして、伊豆熱川の宿泊ホテルに着いてからは、「LUMIX DMC-FT5」で夕食時の様子や部屋のベランダから温泉街を撮影したりする。

 翌日はあいにく雨。でも、伊豆熱川駅からそう遠くない場所にあるガラス細工の体験工房で、アロマキャンドル作りをする息子の姿をスナップしたりして、これまた意外と楽しかった。で、その後は「熱川バナナワニ園」へGO! はい、伊豆熱川旅行のお約束スポットでございます(笑)。

…そして、伊豆熱川16:28発の「スーパービュー踊り子10号」で帰途についた。

水中13mまで潜らないし、2mの高さから落下させる事もないだろう。−10度の寒冷地で使うこともまずないな。でも、そういったタフネス仕様のカメラだと、取扱いに対する気づかいをあまりしなくてイイので、ほんっと気分的に楽(耐荷重100kgf仕様も心強い)。いや〜、イイ買い物でイイ旅ができたわ〜。

作例5(C)吉森信哉
体験工房内に並べられていた、色とりどりのガラス砂。
◆パナソニック LUMIX DMC-FT5 34ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.7 1/60秒 WBオート ISO250

作例6(C)吉森信哉
可愛らしいガラス細工の悪魔ちゃん。
◆パナソニック LUMIX DMC-FT5 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/60秒 WBオート ISO200

作例7(C)吉森信哉
50才を迎えた「熱川バナナワニ園」のアマゾンマナティーは、ニンジンを好んで食べていた。
◆パナソニック LUMIX DMC-FT5 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/60秒 WBオート ISO400

作例8(C)吉森信哉
帰りの「スーパービュー踊り子号」の座席横からの眺め。
◆パナソニック LUMIX DMC-FT5 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/60秒 WBオート ISO100