超広角ズームレンズ ベスト5
- 第1位 ニコン NIKKOR Z 14-30mm f/4 S ★
- 第2位 ニコン NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
- 第3位 シグマ 14-24mm F2.8 DG DN | Art ★
- 第4位 ソニー FE 12-24mm F4 G ★
- 第5位 LAOWA 10-18mm F4.5-5.6 FE Zoom ★
★は伊達淳一カメラマンが自分で所有し使っているレンズ
第1位 ニコン NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
■フィルターも使え、総合力No.1
沈胴収納で携帯性に優れ、14mmという超広角をカバーしているにもかかわらず、82mm径の円形フィルターがレンズにそのまま装着でき、レンズ保護フィルターを始め、NDやPLフィルターも使えるのは超便利。F14前後まで絞るとキレイな光条が得られる。総合力No.1の超広角ズームだ。
第2位 ニコン NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
■収差が少なく、周辺まで安定した画質ではこちらが上
無限遠では、絞り開放から四隅の点がちゃんと点に写るので、星景撮影には最強の超広角ズームだ。それだけ周辺の収差が少なく解像力も維持しているので、絞って被写界深度を深くしたときの周辺解像も際立っている。逆光耐性も素晴らしい。画質で選べばこれがNo.1だ。
第3位 シグマ 14-24mm F2.8 DG DN | Art
■お手ごろ価格ながら周辺まで安定した描写性能
前玉が突出した出目金ズームだが、このレンズも絞り開放から周辺の点像性能に優れているのが特徴。星景撮影に適しているのはもちろん、周辺画質にこだわる人も納得の超広角ズームだ。一眼レフ用よりも小型軽量で、価格的にもF2.8の超広角ズームとしてはお手ごろだ。
第4位 ソニー FE 12-24mm F4 G
■12mmスタート超広角ズームながら軽量なのが特徴
画面内に非常に強い光源を入れると、緑の円弧状のゴーストが生じやすいのがウィークポイントだが、約565gと見かけよりも軽量で、12mmスタートの超広角ズームとしては手が出しやすい価格。少し倍率色収差は残るが、周辺画質は画角の広さを考えると驚くほど整った解像が得られる。
第5位 LAOWA 10-18mm F4.5-5.6 FE Zoom
■世界最広角ズームのワイド感が魅力
魚眼を除く超広角ズームとしては世界最広角。AFではなくMFレンズだが、絞り羽根をあえて5枚にし、絞り開放から鋭い光条が出やすいのが特徴だ。周辺画質は絞っても多少乱れは残るが、APS-C撮像範囲内の描写は絞り開放からかなりシャープ。16mmで縦位置でようやく入る建物が、10mmなら横位置でも余裕で入る画角の広さだ。