単焦点レンズ ベスト5
- 第1位 ソニー FE 135mm F1.8 GM ★
- 第2位 ソニー FE 20mm F1.8 G
- 第3位 フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
- 第4位 富士フイルム XF35mmF1.4 R ★
- 第5位 タムロン SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD ★
★は伊達淳一カメラマンが自分で所有し使っているレンズ
第1位 ソニー FE 135mm F1.8 GM
■浅い被写界深度を生かした望遠撮影に最適
極めて浅い被写界深度からもたらされる大きなボケと、動きの速い被写体にも追従できるAFの速さを兼ね備えているのが特徴。焦点距離135mmで70cmまで寄れるので、花をフワッとボカした撮影には最適。動物園の檻越しの撮影で、動物との距離が比較的近い場合でも檻をボカして目立たせなくできるのが強みだ。
第2位 ソニー FE 20mm F1.8 G
■星景写真で使ってみたい高い点像再現性
絞り開放でも解像性能は極めて高く、周辺の点光源もほぼ点に写る。残念ながら借り物でしか使ったことがないので、星景撮影をする機会には恵まれていないが、開放F1.8と明るいので、F2.8超広角ズームよりも露光時間を半分にできるのが強み。近接撮影にも強く、後ボケもきれいな広角レンズだ。
第3位 フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
■軸上色収差が徹底的に抑えられたマクロレンズ
ピント面だけではなく、アウトフォーカス領域まで軸上色収差が徹底的に抑えられていて、絞り開放からボケの色づきがまったく感じられない。AFではなくMFレンズで、ヘリコイドの回転角が極めて緩やかなため無限遠から等倍まで約1周と1/3回転もする。その分、デリケートなピント合わせが可能だ。
第4位 富士フイルム XF35mmF1.4 R
■軸上色収差はなく、球面収差による適度なにじみが好み
最近の大口径単焦点レンズは、絞り開放からニジミのないシャープな描写が得られるのが特徴だが、個人的には、軸上色収差はしっかり抑えつつ、最短撮影距離からポートレート撮影距離付近までは、絞り開放で球面収差による適度なニジミが出るレンズが好み。このレンズはまさにそういったテイストが気に入っている。
第5位 タムロン SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
■旧タイプから定評のあるタムロン90mmのボケ描写
タムロンの90mmマクロ (タムキュー) といえば、マクロレンズにもかかわらず、ボケがキレイなことで有名なシリーズ。昔のタムキューに比べ、解像性能が向上し、色収差が少なくなった分、ボケが硬くなったという声もあるが、それでもどこか優しさを感じるのはボクの思い込みだろうか?
※参考価格は記事執筆時点の量販店価格です。