機材レポート

使い倒して実写検証! ソニーZV-E10と超広角ズーム&小型単焦点レンズ 4本を撮り比べ

タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD
スペック
[最大径×長さ] φ73×86.2mm [重さ] 約335g [レンズ構成] 10群12枚 [最短撮影距離] ワイド端 0.15m、テレ端 0.24m [最大撮影倍率] ワイド端 0.25倍、テレ端 0.13倍 [絞り羽根枚数] 7枚 [フィルター径] φ67mm
参考価格 86,430円 (税込)

VLOGCAM ZV-E10 + 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD

わずかにパープルフリンジが発生するが整った解像

長野県佐久穂町の八千穂高原。白樺が群生している有名なスポットだ。残念ながら、薄雲がかかっていて、わずかに見える薄い青空を入れて撮影。空と枝の境界部にわずかにパープルフリンジが浮き気味だが、周辺までよく整った解像で、細い枝や葉まできちんと描き分けられている。

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
ソニー ZV-E10 タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 絞り優先オート F6.3 1/80秒 +0.7補正 ISO100 WB : 太陽光 11mm域 (35mm判換算16mm相当)
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
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絞り開放で背景をぼかしヒガンバナを強調

公園に咲いているヒガンバナをローポジションで見上げて撮影。画角が広い超広角ズームだけにアイレベルで撮影すると背景が煩雑になりがちだが、F2.8開放でローアングルで撮影することで、背景をシンプルにまとめて適度にぼかし、ヒガンバナを強調することができる。

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
ソニー ZV-E10 タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 絞り優先オート F2.8 1/160秒 +1.3補正 ISO100 WB : 太陽光 11mm域 (35mm判換算16mm相当)
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
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開放近くから周辺部も含め極めて高い解像が得られる

長野県佐久穂町にある白駒の池の入り口。レンズの解像テストを兼ねて案内所を正面からパチリ。2/3段だけ絞っているが、周辺まで際立った解像が得られ、舗装された地面の細かいテクスチャーも不自然に解像が乱れることもない。周辺まで均質性の高いレンズだ。

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
ソニー ZV-E10 タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 絞り優先オート F3.5 1/2500秒 -0.3補正 ISO100 WB : オート 11mm域 (35mm判換算16mm相当)
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
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ゴーストが発生するのが唯一の弱点

このレンズの数少ないウィークポイントが、太陽など強い光源を画面中心から少し外れた位置に入れたときに、明るいゴーストが目立つこと。特に縦位置はゴーストが伸びてうるさくなりやすい。ただ、少しだけ光源の位置を工夫すれば、ある程度、ゴーストを目立たなくできる。

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
ソニー ZV-E10 タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD  絞り優先オート F14 1/50秒 ISO200 WB : 太陽光 11mm域 (35mm判換算16mm相当)
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
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ワイド端で15cmまで寄ることが可能

このレンズの最大の特徴が最短撮影距離の短さ。特にワイド端では15cm (レンズ前玉からは3cmくらい) まで寄れる。本誌では横位置で撮影したカットを掲載したが、これは縦位置で寄れるところまで寄ったもの。中望遠マクロとは違って背景に広がり感があり、それでいて優しくぼけてくれるのが魅力だ。

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
ソニー ZV-E10 タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD  絞り優先オート F2.8 1/400秒 +0.3補正 ISO1000 WB : 太陽光 11mm域 (35mm判換算16mm相当)
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
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絞り開放から周辺部まで高い解像が得られる

「ソニー E 10-18mm F4 OSS」と同じポジションで撮影。タムロンはワイド端11mmなので、わずかに画角が狭く、レンズ内手ブレ補正も搭載していないが、開放F2.8と明るく、絞り開放から周辺部まで解像とコントラストが高い。F2.8でも周辺画質は非常に高く、微ボケの乱れもごくわずかだが、F4まで絞るとさらにコントラストが向上し、解像している部分の輪郭がよりクッキリ際立ってくる。

■周辺画質の比較 (F2.8)

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
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■周辺画質の比較 (F4)

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
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■周辺画質の比較 (F5.6)

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
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■周辺画質の比較 (F8)

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例

11-20mm F/2.8 Di III-A RXD 作例
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