ソフトバンクから発売されたライカ初のスマートフォン「Leitz Phone 1」は、ライカのモノクロ画質を追求したこだわりのモノクロモード「Leitz Looks」を搭載している。スマホを超えた高品位なモノクロ撮影が楽しめるという「Leitz Looks」を、街スナップで試してみた。
スマホにもライカのこだわりを詰めこんだ
ライカからスマートフォンが登場した。カメラ機能のみライカが監修したシャープ「AQUOS R6」とは異なり、「Leitz Phone 1」は外観デザインや文字フォントも含めて、すべてにライカが関わっている。マットブラックの仕上げや側面の滑り止めローレットは、さすがライカといえる質感と手触りだ。
大型センサーとズミクロンレンズで画質を追求
カメラ機能は1インチセンサーと、19mm相当F1.9のズミクロンレンズを備える。光学ズームはなく電子ズームだ。円を組み合わせたレンズのデザインとライカの赤バッジがオシャレ。
従来のスマホでは味わえないリアルな描写が魅力
1インチセンサーとズミクロンレンズの組み合わせは、従来のスマホでは得られないほど高精細な写真が撮れる。モノクロの「Leitz Looks」モードにすると、ベンチの木の質感や、葉の質感がとてもリアルに再現されているのがわかる。
ライカMのモノクロ描写をスマホで手軽に味わえる
撮影画面にはレンジファインダーを思わせるブライトフレームが表示され、ライカMシステムの感覚で実に楽しい。AIを活用した写真モードや、WB、ISO感度などが任意で選べるマニュアル写真モードなどは「AQUOS R6」と共通。しかし「Leitz Phone 1」には新たに「Leitz Looks (ライツ ルックス)」が加わり、「ライカ M10 モノクローム」のような、本格的なモノクロ写真が撮影できる。
随所にライカらしさが感じられる仕上がりで、積極的にモノクロスナップが撮りたくなるスマートフォンだ。
撮りたい瞬間を階調豊かにモノクロスナップ
強い西日が当たる三叉路を「Leitz Looks」モードで撮影した。モノクロの階調は申し分なく、ライカらしい写真になった。「Leitz Phone 1」は常に持ち歩いて撮りたい瞬間に対応できる。それも写真の本質を追求するライカの哲学と言えるだろう。
レンジファインダー感覚の画面で撮影できる
画面にブライトフレームが表示され、レンジファインダー感覚で撮影できる。フレーム隅には焦点距離が表示されるのも嬉しい。「Leitz Looks」モードでは、画面もモノクロで表示される。
付属アクセサリーがライカらしさを演出する
「Leitz Phone 1」にはマグネット式の金属製レンズキャップとシリコン製のケースが付属する。キャップはライカのロゴが入ったクラシカルな雰囲気。ケースは滑りにくく、手にしっかりフィットする。
LEITZ PHONE 1
発売日 2021年7月16日
参考価格 187,920円 (SoftBank一括払い)
CPU Qualcomm Snapdragon 888 5G mobile platform 2.8GHz + 1.8GHz (オクタコア)
ディスプレイ 約6.6インチ WUXGA+ (2730×1260ドット) Pro IGZO OLED
アウトカメラ 有効約2020万画素 1インチ CMOSセンサー、ズミクロン F1.9レンズ (35mm判換算 19mm相当)、広角98°、ToF方式AF、電子式手ブレ補正
インカメラ 約1260万画素 CMOSセンサー、F2.3レンズ (35mm判換算 27mm相当)、広角78°
サイズ 約74×162×9.5mm (突起部を除く)
質量 約212g
製造 シャープ