脚部を180度反転して折り畳むことで、約5.7倍という驚異の伸縮比を実現している「ベルボン ウルトレック UT-53Q」。携帯性も高い。…でも、ちょっと重いよ。
今年2月に当ブログで紹介したけど、ボクは15年ぶりにカーボン三脚を「ジッツオ マウンテニアGT3542」に買い替えた。…だが、いつもこの三脚を使っているワケではない。使用機材がミラーレス一眼やコンパクトデジカメの場合や、一眼レフでもコンパクトで軽量な組み合わせの場合には、コンパクトで軽量な三脚を使用している。
そういう用途で、今まで使用していたのは「ベルボン ウルトラマックスアイL」という製品である(生産完了品)。だが、つい前日、一本の脚の調子が悪くなってしまった。まあ、かなり酷使してきたからなぁ…。う〜ん、脚の先端部の操作だけで全段を一気に固定・解除できる「ウルトラロック式」のこの三脚、けっこう重宝してたんだよね。
ということで、新しいウルトラロック方式の小型三脚を購入することにした。「ウルトラマックスアイL」は脚部の縮長が360mmだが、ボクはこれを常用バッグ「ドンケ F-2」の上に載せて携行していた(付属の専用ケースのストラップで固定して)。だから、新しい小型三脚も同様の携行スタイルが取れる縮長が短い製品を選びたい。
そして、ウルトラシリーズ…ではなく、より大きな伸縮比と高い収納性を誇るウルトレックシリーズの中から『ベルボン ウルトレック UT-53Q』を選んで購入した。脚部の縮長はウルトラマックスアイLよりも短い275mm。それでいて、全高(エレベーター部含む)はウルトラマックスアイLの1525mmよりも高い1560mm。しかも、推奨積載質量もウルトラマックスアイLの1.5kgより重い2.5kg。三脚自体の重さは400g以上重い1400gになるし、お値段も2倍近くするんだけどね(苦笑)。
この『ベルボン ウルトレック UT-53Q』、縮長が格段に短くなったので、ドンケ F-2の上に載せても、両端がはみ出さずイイ感じ(ウルトラマックスアイLはちょっとツラかった)。まあ、重さが増したことや、付属の雲台(QHD-U5D)の操作性など、少し気になる点もあるけど、概ね満足できる内容でしたヨ。
一眼レフのセット(ニコン D7200+AF-S DX NIKKOR 16-80ミリF2.8-4E ED VR)を乗せてみた。…ちょっとビミョーなルックスだ(笑)。でも、推奨積載質量的には問題ないし、レリーズ時のブレ対策(ミラーアップやディレー機能の使用)とかを怠らなければ、けっこう使える。
付属の自由雲台「QHD-U5D」は、アングル調節の可動域に少々不満が残る。
中型のカメラバッグ「ドンケ F-2」の上に載せると、こ〜んな感じになる。バッグ内の機材に重さの影響がない方法(高さのあるレンズと干渉しないよう位置に注意)で、ストラップ固定して携行する。