機材レポート

“なくてはならない存在” 野鳥写真家が愛用するバックパック「SUMMIT CREATIVE テンジン」の魅力を探る

撮影ポイントを探して歩きまわることが多い野鳥写真家の山田芳文さん。大切な機材を収めるバックパック選びでは、背負い心地と機能性の高さが重要と語る。彼が愛用する「サミットクリエイティブ テンジン」とはどのようなバックパックなのか、その魅力を探ろう。

SUMMIT CREATIVE × 山田芳文

収納力と機能性に優れたバックパックがフィールドでの機動力を高める

僕が野鳥を撮影する手法は、大別して2種類ある。1つはブラインドなどを使用して自分が隠れて撮影する方法。もう1つはカメラを周囲に溶け込むようにカムフラージュしたり、隠したりして、カメラから離れた場所から遠隔でシャッターを切る撮り方である。

前者は主に400mm以上の超望遠レンズを使う方法で、多くの野鳥カメラマンが実践しているスタイル。後者は、比較的焦点距離の短いレンズを使い、周囲の環境を写し込んで野鳥の生き生きとした姿を捉えることに主眼を置いたもので、近年は後者の方法で撮ることが多くなっている。

モズが飛び立つ瞬間を遠隔撮影でキャッチ

晩秋から春までずっと観察を続けていたモズ。だいたいの行動が読めるようになったころ、よく通る飛翔コースのすぐ近くに、広角レンズを付けたカメラを隠してセットした。自分はカメラからうんと離れた位置から遠隔操作で撮影。近くに人間がおらず、カメラがあることも認知していないので、周囲の風景も含めて自然なモズの姿をまるごと受け止めることができた。

SUMMIT CREATIVE × 山田芳文
ソニー α1 FE 35mm F1.4 GM マニュアル露出 絞りF4 1/4000秒 ISO500 WB : 太陽光 遠隔撮影

しっかりホールドされる背負い心地と信頼性の高さ

遠隔で撮影する際は、カメラ、レンズ、三脚のほか、遠隔撮影のためのPC関連機材もあるため、大容量のバッグが必要となる。これらの機材を持ち運ぶために使っているカメラバッグはいくつかあるが、サミットクリエイティブのテンジンシリーズを使うようになってからは、これが気に入り、常用している。

この「テンジン 50L ロールトップ バックパック」は、3つの点が気に入っている。

  1. ショルダーのストラップが体にフィットして、歩いているときにバッグ自体が横揺れしない。そのため長い時間でも快適に背負えるところ。
  2. 上下の気室を分離する仕切りの固定部がワイヤーで補強されていて、頑丈なところ。
  3. ノートPCを収納するスペースがしっかりしていて、安心してPCを持ち運べるところだ。

このバックパックは僕の使い方に合っており、なくてはならない存在となっている。

「テンジン 50L ロールトップ バックパック」の詳しい情報はこちらをチェック

山田芳文さんの「テンジン 50L ロールトップ バックパック」活用法

大口径レンズ3本とカメラ2台を収納

フルサイズミラーレスカメラ2台とレンズ3本 (300mm F2.8、70-200mm F2.8ズーム、24-70mm F2.8ズーム) を持って行くときの収納例。バッグ上部にはLANケーブルなどの遠隔撮影に使用するツールを収納している。

SUMMIT CREATIVE × 山田芳文

ここが推しポイント!

サポートフレーム採用で左右の揺れが少ない

50Lの大容量バッグだが、軽量アルミ合金製逆U字型サポートフレームを内蔵しており、移動時の揺れが少なく、快適に背負って歩くことができる。

SUMMIT CREATIVE × 山田芳文

上下気室の仕切りをワイヤーで固定

上下の気室を分離する仕切りの位置は5段階に調節が可能。仕切りをワイヤーで固定するため、上の気室に重い機材を入れても下に抜け落ちる心配はない。

SUMMIT CREATIVE × 山田芳文

ノートPCをそのまま収納できるポケット

背面の開口部に設けられたポケットには最大16インチのノートPCを収納できる。クッションがしっかりしており、ノートPCをそのまま入れても安心だ。

SUMMIT CREATIVE × 山田芳文

「テンジン 50L ロールトップ バックパック」の詳しい情報はこちらをチェック

SUMMIT CREATIVE テンジン 50L ロールトップ バックパック

SUMMIT CREATIVE × 山田芳文

希望小売価格 69,564円 (税込)
カラー オレンジ、ブラック、シャンパーニュ、グリーン
外寸 (高さ×幅×奥行き) 56×33×22cm
内寸 (高さ×幅×奥行き) (41+13/32) ×30×17cm
重量 2.9kg
容量 50L
収納ノートPCサイズ 最大16インチ
付属品 レインカバー、ウエストベルト、トレッキングポール取付用ゴムバンド

 

SUMMIT CREATIVE × 山田芳文

山田芳文 (Yoshifumi Yamada)
「100種類の鳥よりも1種類を100回」をモットーに野鳥を撮り続け、鳥がいる風景写真をライフワークとする。『SONY α7C II 完全撮影マニュアル』『SONY α7 IV 完全活用マニュアル』(技術評論社)、『写真は構図でよくなる! すぐに上達する厳選のテクニック23』(エムディエヌコーポレーション) など、著書多数。
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〈協力〉株式会社ワイドトレード