機材レポート

実写チェック!「キヤノン EOS R6 Mark III」進化のキモ AF&連写性能を徹底検証

【AF・連写Check③】より高まったAF追従性能の感触は?

「EOS R6 Mark III」のAFシステムは、基本的には従来の「EOS R6 Mark II」を踏襲していて、認識できる被写体の種類も同じだ。しかし、AFアルゴリズムを一部改善することで、被写体を追従するトラッキング性能がより粘り強くなっているという。

■被写体検出&トラッキングの性能はとても優秀

EOS R6 Mark III 実写チェック後編

EOS R6 Mark III 実写チェック後編

EOS R6 Mark III 実写チェック後編

EOS R6 Mark III 実写チェック後編
キヤノン EOS R6 Mark III RF200-800mm F6.3-9 IS USM シャッター優先オート 1/3200秒 F8 ISO4000 WB : オート

実際に「EOS R6 Mark III」でサギ類を撮影してみたが、頭部を認識しやすくなっていて、しかも、飛び立ったときでも頭部を認識し続け、しっかり頭部にピントが合う率が高くなった印象を受ける。人物に関しては検証する機会がなかったが、「EOS R1」や「EOS R5 Mark II」では、動物よりも人物に対する認識やトラッキング性能が優秀と感じている。こうした上位機のAF性能の傾向や、上位機搭載の「登録人物優先」機能が本機種で追加されていることから、動物以上に人物に対する認識やトラッキング性能の高まりには期待ができる。

また、AFエリアモードには、「全域トラッキングOFF」の [スポット1点AF / 1点AF / 領域拡大AF] が追加され、AFエリアモードの選択時にトラッキングのON/OFFを切り替え可能。従来機種でもトラッキングのON/OFFは、それ用のメニュー項目で切り替えられるが、現状がトラッキングONなのかOFFなのか、一瞬わからなくなることもある。AFエリアモードでトラッキングする/しないを選べたほうが混乱しにくいメリットがある。

■AF追従性能がわかる動画はこちら

 

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