チェック③ 連写時の便利な2大機能「連写速度ブースト」と「プリ撮影」の実用度をチェック
連写を効率的に行えるよう、「α7 V」には「連写速度ブースト」という機能も装備されている。これは割り当てたボタンを押している間だけ、設定した連写スピードに切り替えることができる機能だ。例えば、普段は連写スピード「Mid」(設定は約15コマ/秒) で撮影する。そして速い連写スピードが必要なときだけ、割り当てたボタンを押し込んで、約30コマ/秒の高速で連写という使いこなしができるわけだ。

ただ、必要な瞬間に素早くボタンを押し込むというのは容易ではない。ボクの理想は、シャッターボタンが「半押し/全押し/深押し」の3段階の仕様になり、半押しでAF開始、全押しでレリーズ、深押しで連写ブーストというスタイルで撮れることだ。ただ、そうしたシャッターボタンが実現していない現状では、「連写ブーストボタンを押し込んでいる間だけ連写スピードを落ちる設定」にして、「ボタンから指を離した瞬間、約30コマ/秒の連写スピードに戻るように設定する」。これがひとつの対応策。これで、とりあえず撮影したい瞬間にある程度対応しやすくなると思う。
野鳥の飛び立ちなど、被写体の予期しない動きを捉えたいときには、「プリ撮影」(プリキャプチャー) が絶大な威力を発揮する。シャッターボタン半押しした瞬間から指定した秒数分だけバッファメモリーに一時記録を開始。シャッターボタンを全押しした瞬間に、バッファメモリーに一時記録した映像をメモリーカードに書き出すことで、シャッターボタン全押し前の瞬間に遡って記録できるという仕組みだ。
そのため、プリ撮影の秒数 (0.03~1.0秒で設定可能) を長くすると、シャッターボタンを全押しするのが遅れても、撮りたかった瞬間を記録できる可能性は高くなる。その半面、バッファメモリーに一時記録する容量が圧迫されるので、シャッターボタン全押し後に連写できる枚数が少なくなる。プリ撮影は初期設定の0.5秒くらいがちょうどいいと思う。