“壊れない保護ケース”のブランドとして知られるPELICAN (ペリカン) には、カメラバッグとしてのポテンシャルを備えた「AEGIS (イージス)」シリーズが存在する。今回、バックパック「AEGIS PX18 Travel Pack」を使う機会を得たので、レポートする。

ハードケース級の堅牢性を備えつつ長時間の移動でも疲れにくい
「AEGIS PX18 Travel Pack」は、ゼウスの盾にインスパイアされたというスタイルを持つ、防御力や耐久性を最優先に作られたバックパック。フロントシェルに、ややハードな素材「ペリカンシールド」を採用することで、ハードケースの保護力とソフトケースの汎用性を備えた製品となっている。

表面のコーデュラ素材と合わせ、見るからに丈夫で耐久性が高そうなルックス。高級ブランドらしいハイクオリティー感がある。

背面もある程度ハードな素材で、ちょっとした作業台としても十分使える。背負えば背中にフィットし、通気性も考慮されている。

ストラップのクッション性が高く、背負ったときの快適さはトップクラス。重量もうまく分散され安定するので、長時間でも疲れは少ない。上部のハンドルもしっかりしたクッションで、重い機材を入れても指に食い込まない。

完全防水仕様ではないが、ハード素材と止水ファスナーにより、高い耐水性を持つ。フロントシェルのピタリとしたはまり具合からしても、多少の雨なら負けないだろう。
望遠レンズやノートPCも余裕で入る

やや縦長なスタイルなので、長めの望遠レンズも収納しやすい。気室はやや浅めだが、その分機材が暴れたりしないで収まる。内装には仕切りがないので、別売のインナーケースなどを利用して機材を固定するといいだろう。

内部に面ファスナー付きのベルト2本を装備しており、望遠レンズの固定などに使える。

背面側には14型ノートPCが余裕で入るPCコンパートメントを装備する。内部にポケットが多く、付属品も収めやすい。

ケースやアクセサリーを装着できるMOLLEベルト
このバックパックの特徴として、外部にも内部にも張り巡らされたMOLLEベルトがある。このベルトに、ストラップやフック付きのケースなどを取り付けて、目的に合わせて自由にカスタマイズすることができる。

MOLLEは「Modular Lightweight Load-carrying Equipment」の略で、縫い付けられたナイロン製のウェビングに追加装備を自由に取り付けることができるシステムのこと。

そのほかの注目ポイント
左右のサイドポケットはスマホやバッテリー、飲み物などの収納に便利。開口部が収縮式で、落ちにくい。三脚も、脚をサイドポケットに収納し、さらに上部の短いストラップで固定して持ち運ぶことができる。

背面には、キャリーバッグのハンドルに通せるスリーブを装備。旅行などの移動時に組み合わせて運びやすい。

ダブルファスナーのスライダーを重ねると、重なった穴に鍵やワイヤーを通してロックできる仕様になっている。高級スーツケースメーカーらしいこだわりだ。

カラーは、今回使用したブラックに加え、チャコール、インディゴの3色展開※。
※日本国内では「サンド」も展開しているが、在庫限りで販売終了予定。

別売のアクセサリーも豊富に用意されている。用途に合わせて自由にカスタマイズしたい。

AEGISシリーズは、ひとまわり大きい容量25Lの「PX25 Travel Pack」や、大容量45Lのダッフルバッグ「DX45 Duffel/Pack」なども展開している。

安心して機材を任せられる逸品
「AEGIS PX18 Travel Pack」を使い続けることで、分厚いクッションやフロントシェルのはまり具合など、どれだけ機材の保護性能に気を配っているかが少しずつわかってくる。高級プロテクトケースメーカーの奥深さに触れた気がした。
これなら撮影や旅行の際に、安心して機材を任せられるだろう。違いのわかる大人に、柔軟に使いこなしてほしい逸品だ。

PELICAN AEGIS PX18 Travel Pack 主な仕様
容量 18L
外寸 幅27×高さ46×奥行き16cm
本体重量 1.2kg
本体素材 500Dコーデュラナイロン、EVA (フロントシェル)
〈協力〉ペリカンプロダクツ株式会社 〈文・撮影〉稲葉利二