機材レポート

25年以上使ってきた明るめの標準マクロ一般撮影も快適『Aiマイクロニッコール55ミリF2.8S』

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このマイクロ55ミリF2.8S、少し鏡筒が長く感じられるかも…。ま、それだけスリムっちゅーことですヨ。25年以上使ってきたレンズなので、外観は“それなり”だけど、奥に見える玉(レンズ群)はピッカピカ!!

 今から25年以上前、ボクはニコンの一眼レフを使い始めた。そう、前に紹介したキヤノンF-1と同じ頃に(F-1の方が半年くらい早かったけど)。その時に一緒に購入したのが、Aiニッコール28ミリF2.8Sと、この『Aiマイクロニッコール55ミリF2.8S』である。この55ミリはボクにとって2本目の標準マクロになる。1本目は高校時代に使ってた、オリンパス「ズイコーマクロ50ミリF3.5」。それと比べると「ちょっと鏡筒が長いかなぁ~」と感じたけど、開放F値の明るさが魅力だったネ。

 この手の標準マクロレンズの魅力は、マクロ以外の一般撮影でも、焦点距離的に使いやすい…という点があげられる。また、レンズ群が奥まった所にあるので「レンズフードが不要かも」と思わせてくれる点かな? ほら、このくらいのサイズのレンズって、フードの有無で“収納性の良し悪し”が変わってくるから。そんでもって、無限遠から通常撮影域のピント幅に余裕がある点。最近のAFタイプの標準マクロ(50~60ミリくらい)って、無限遠から1.5㍍くらいまでの幅がメチャメチャ狭い。このレンズも、一般の50ミリと比べると狭いと思うけど、AFタイプの狭さはその比じゃない。あれじゃあ、MFのピント合わせはキツいわ…。ということで、AFカメラでもMFを多用するボクは、今でもこのAi55ミリF2.8Sを愛用してるんデ~ス!

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見よ、この一般撮影域のフォーカスピッチっ!! …って、距離表示の数値がうるさくてワカリマセン(苦笑)。でも、この距離表示とか見てても「昔のレンズって、マメな作りなんだよなぁ」と感心してしまう。