落ち着いた3色のカラーバリエーションも『パナソニックDMC-FX100』の魅力のひとつ。ミラージュゴールド、ブレードシルバー、エスプリブラック…。ほんと、どの色もシブくて魅力的!! でも、黒好きのボクが選ぶのは、やっぱりエスプリブラックだな。
今年も快調なペースでコンパクトデジカメを買いまくってるワタクシ。薄いの、水に強いの、長い(望遠)の…いろいろ買ってるよぉ~。でも、ふと気が付いたら、足りないタイプがある。それは「広角28ミリをカバーする小型モデル」。コニカミノルタ・ディマージュA200はぜんぜん小型じゃないし(一眼レフのようなスタイル)、オリンパスSP-350はワイコン併用になる。このワイコンは小振りだから楽しいけど、実用機として考えたら、カメラ単体で広角28ミリをカバーするモデルが欲しいところ…。
はい、そんなワタシの元に、最近ずっと気になっていた『パナソニックDMC-FX100』がやってきました(デジキャパ!の仕事で)。どの辺が気になっていたかというと、世界初の1220万画素…じゃなくて、その落ち着いたデザイン&カラーバリエーション&材質感! カラーバリエーションを展開するモデルは多いけど、その多くは“女性ユーザーを意識した色使い”だったりする。もちろん、ニーズがあるからなんだろうけど、ワシら「男マン」としては、ちょっと物足りんワケですわ! このFX100のカラーリングは、どれもシブくてイイ。特に、レンズ鏡胴の色&質感がイイ! この部分がフツーに「ピカピカ輝くシルバー」だったら、この落ち着き感は出ないからね~。
…とまあ、デザインや質感は問題ナシですが、機能的にはどうですかナ? 実は、女性向けのFX3OやFX33と大差ナシ(苦笑)。絞り優先オートやマニュアル露出が選べるワケじゃないし、ピント合わせもAFのみ(MFはない)。新機能に「最速8コマ/秒」の高速連写があるけど、記録画素数は200万画素まで落ちるから、さほど新鮮味はないなぁ…。
でも、実際に使ってみたら、予想以上に使いやすくて楽しかった。液晶モニターの表示クォリティの高さや、連続的に撮る(連写ではない)際のレスポンスの良さは、他のLUMIXシリーズと同様に快適! そして、シャッターボタン横にある「イージーズームボタン」がイイ!! 1プッシュすると、光学3.6倍ズームの望遠端に素早くズーム。2プッシュ(もう1プッシュ)すると、記録画素数が自動的に300万画素に切り替わって「EX光学7倍」までズーム。でもって、ズームレバーで広角側に戻す(青色バーで表示されるEX光学ズーム域を抜ける)と、記録画素数は自動的に1200万画素に戻る。通常の光学ズーム域まで戻ると、その後はズームレバー操作では「EX光学7倍」には入らない。この「EX光学ズーム」のように、画素数を下げて画質を維持するズーム機能は便利だけど、記録画素数を下げたり戻したりするのが面倒。その面倒な操作が不要になる、この「イージーズームボタン」は本当に便利よっ!!
見よ、「EX光学ズーム」の威力を!! って、まるで違いますがな、この作例写真は…。ここでは「有効1220万画素&広角28ミリ」の高精細な描写を見て頂きマース。あ、この画像サイズじゃ、あまり説得力ないか(苦笑)。