岩手県での撮影取材の2日目、ここ「小岩井農場まきば園」にやってきた。う~ん、岩手山の山麓に広がる“のどかな雰囲気”が最高っ!!
台風5号の接近の影響もあり、東京都内は蒸し暑い日々が続いております。暑いだけならいいけど、この湿気は参るよなぁ。あ~、先日の岩手県への撮影取材が懐かしい…。初日は曇天だったけど、そのぶん北海道並に涼しかった。でもって、2日目は午後からカラッと晴天。しかも、場所は一度来てみたかった「小岩井農場」。予想通り、イイ感じの場所だぁ~。爽やかな夏の高原の雰囲気を満喫! もちろん、遊びじゃなくてお仕事だけどネ。
さて、この『パナソニックDMC-FX100』は、高画素12メガ(有効画素1220万画素)が大きなウリだけど、単純に「高画素だから高画質」とは言い切れない。レンズ性能(主に解像能力)はこの高画素に堪えうるか? ノイズ処理を含めた画像処理技術は適切か? コンパクトデジカメの「4000×3000ピクセル」画像ともなると、そんな事が心配になってくる。…だが、その画質は思った以上に良好だったね。35ミリ判フルサイズのキヤノンEOS5Dと比べるのは酷だけど、センサーの小さいカメラとしては「けっこう頑張っている」という印象を受けた。レンズ性能は、画面周辺で少しアマさ(コントラスト低下など)が見られるが、そう大きく崩れることはない。そして、ノイズ特性もまずまず良好。ISO80や100の低感度は「もう少し頑張って欲しいなぁ」と感じたが、ISO200や400は「おっ、意外と良好かも」と思わせてくれた。
初日の遠野の「カッパ淵」で撮った、焼き物のカッパの母子像。授乳の様子が微笑ましい。感度設定はオートでISO200まで上がっていた。この適度の感度なら、ノイズはそう気にならない。
でも、ボクならこのカメラは、フル画素の「12メガ」じゃなくて、1段下の「8メガ」で使うだろうね。「画素数的には8メガで十分」という考えもあるけど、画質劣化を伴わない「EX光学ズーム」の効果でズーム倍率が3.6倍から4.4倍にアップできるのが大きい。本来の28~100ミリ相当から、28~123ミリ相当になるのだなー。FX33あたりと大差ないコンパクトボディで「8メガで28~123ミリ相当をカバー」。これって、けっこうおいしい設定かもネっ!
「小岩井農場まきば園」の雄大な風景を、アスペクト比16:9で撮影。こういった撮影では「有効画素1220万画素」と「広角28ミリ」の有り難さを実感する。画面の上下をカットする16:9でも「9メガ」が得られるのだ。