機材レポート

ちょい古の小型12倍ズーム機ってどうよ?

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サイズ的には前モデルFZ5と同じくらいだが、ストロボ部を中心に丸みを帯びたデザインが特徴的。そう、このフォルムは現在のFZシリーズに通じるものだ。…でも、正統進化の小型モデルのFZ18よりも、ちょい大きめのFZ50の方が似てるけどネ。

 ふ~、ここしばらく新製品ばっかり追って(レポートして)きたので、ちょっと“お腹一杯な感覚”なんだよねぇ(苦笑)。…ということで、今回はちょい古めのコンパクトデジカメ、いきますっ!!

 はいっ、取り出しましたのは、小型軽量の12倍ズーム機の『パナソニック・ルミックスFZ7』でございます。有効画素数は600万画素。え? どこから取り出したのかって? 実はこれ、デジキャパ!のO編集長の私物なんですわ。ちょっと前に、編集部に企画の打ち合わせに行った際、彼から脅し取って…もとい、貸して頂いたものです(笑)。

 ボクは前モデルのFZ5を持ってたんだけど、このFZ7が出た時は少し悔しかったね。だって、液晶モニターが大幅にサイズアップして(1.8型から2.5型へ)、現在のモデルにも受け継がれている「ジョイスティック」などが搭載されたんだもん。…でもね、よ~く見ると、あんまり悔しがる必要はなかったかも。だって、液晶のサイズはアップしたけど、その画素数は反対にダウンしてるし(13万画素から11.4万画素へ)、すぐに回転しちゃうモードダイヤルの感触は同じだったし…。

 とはいえ、画素数が少なくて表示が粗くても、やっぱ液晶モニターのサイズは大きい方がイイよね。ホワイトバランスやISO感度などの使用頻度の高い項目が、ジョイスティックを押し込むだけで呼び出せるのも、当時はけっこう新鮮だった。AFはキビキビと作動して、シャッターはサクサクと連続的に撮れる…。こういった特長は、現在のモデルと比較しても、あまり遜色ないんじゃないかな?

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梅雨時期に、田園風景を撮りに行った。432ミリ相当の超望遠の画角で、離れた田んぼの一部分をアップで切り取る。小さな苗の緑色と、水面の雨の跡が印象的。ちなみに、カバーする画角は36~432ミリ相当。開放F値がF2.8-3.3と明るいのも魅力だね(前モデルFZ5のズームレンズも同スペック)。