機材レポート

きらり4つの個性…オリンパス四重奏!!

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左から、μ770SW、SP-350、E-510、OM-4Ti BLACK。それぞれタイプや特長は異なるが「ライバル機よりも小型軽量」なのが共通点。また、ライバルと呼べる機種が存在しない「オンリーワンな存在」のカメラもある。

ボクの「ファースト一眼レフ」は、高1の時に買ったオリンパスOM-1。それから30年間、いろんなカメラを売り買いしてきた。思い出深いオリンパス製品も、時期によってジワジワ増えたりドドーンと減ったり…と、いろいろ変化が激しい。ちなみに、2000年代に入ってからは、8台買って5台手放している(もちろん、オリンパス製品だけで)。現在、手元にあるオリンパスのカメラは計4台。ん~、まあまあ多い時期になるだろうナ。その4台、いずれも個性的な機種ばかり…だと思っている。だから勝手に「オリンパス四重奏(カルテット)」と命名しちゃったりなんかして~(笑)。

「オリンパスμ770SW・2007年6月購入」
単に「水中撮影が可能な防水カメラ」というだけじゃなく、その防水性能の高さ(水深10㍍までOK)や、1.5㍍から落下させてもヘッチャラな耐ショック性能など、まさに「オンリーワン」のスペックが魅力。また、手のした時のズシッとした重みや材質感、それにデザインの良さも秀逸なんだよねー。すでに後継機(μ795SW)が登場してるけど、そのコンセプト&基本性能の高さは色褪せない。この夏、もっとも出番の多かったカメラである。

「オリンパスSP-350・2006年3月購入」
大きめのグリップ部から次第に絞り込んでいく…そんなクサビ形のフォルムが印象的。その小型軽量なボディとはウラハラに、機能や仕様は驚くほどハイスペック! PASMのフル露出モード、RAW+JPEGで撮影可能、細かい画質調節が可能、MFモードあり、アクセサリーシュー装備…などなど。また、テレコンやワイコンなどのアクセサリーも揃ってる(ボクはワイコンを持ってる)。電源が「単3形電池・2本」という点も通にはたまらないトコロ。一眼レフを持ち出すほどじゃないけど、ちょっと凝った撮影をしたい気分…そんな時に選びたくなるカメラ。

「オリンパスE-510・2007年9月購入」
ボクにとっての「ファースト・フォーサーズ一眼レフ」。重さ470㌘というライト級モデルだが、有効画素数1000万画素、ボディ内手ブレ補正、ダストリダクションシステム、ライブビュー、RAW+JPEG(SHQ)モード、CFとxDのダブルスロット…など、その機能や仕様はワンランク上に相当する。もっと小型軽量なE-410も魅力的だったけど、ボディ内手ブレ補正や「ISO感度オート時の上限設定が可能」といった点が決め手で、E-510の方を選択したのだなー(装着レンズは、ズイコーデジタル35ミリF3.5マクロ)。

「オリンパスOM-4Ti BLACK・1999年7月購入」
知人から5万円で買ったもの。何度も視度調節をするが、どういうワケだか、いつの間にかズレてしまう…。ということで、メーカーに持ち込んで、自分の視度に合わせた状態で固定してもらった(視度調節が働かなくなる)。だから、もう売れない(苦笑)。チタン外装の堅牢さや質感の高さがイイ。そんでもって、マルチスポット測光の操作性とかも秀逸!! ほんと、このカメラを超えるマルチスポット測光はないよねー(装着レンズは、ズイコー24ミリF2.8)。

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◆DATA:OLYMPUS E-510 ZUIKO DIGITAL 35mmF3.5 Macro