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【CP+2018/シグマ】Artラインの新製品3本を展示。新広角ズームとカミソリマクロをチェックせよ!

シグマは発表されたばかりのArtライン3本を引っさげてCP+2018に乗り込んできた。展示されている目玉製品は、超広角ズームの「14-24mm F2.8 DG HSM」と「70mm F2.8 DG MACRO」。そして残念ながらケース内展示のみだが、ポートレート向きの単焦点中望遠レンズ「105mm F1.4 DG HSM」だ(いずれも35mmフルサイズ用)。さらに、すでに発売されている単焦点レンズ7本が、ソニーEマウントに対応して発売されたこともあり、興味津々のαユーザーがタッチ&トライコーナーへ押しかけ、思い思いのレンズを手に試写を楽しんでいた。

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今年のシグマブースで、まずチェックしたいのは同社をして「究極の大口径ズームレンズ」と言わしめた超広角ズームの「14-24mm F2.8 DG HSM」だろう。精度の高い80mm径クラスの大口径グラスモールド非球面レンズを使用。あえて広角側14mmという焦点距離にこだわって開発されたという。全域F2.8の明るさと、歪曲収差を最小限に抑えた高画質レンズは、ぜひとも実際にブースで確認してほしい。

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Artラインの新製品は超広角ズームだけではない。使い勝手のいいArtラインのマクロレンズ「70mm F2.8 DG MACRO」も展示されている。Artラインクオリティのマクロレンズとして「カミソリマクロ」の異名を持つ高画質マクロとのこと。コアレスDCモーター採用とアルゴリズムの最適化によって、AF作動も非常にスムーズ。

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ケース内展示となったが、シグマが2012年から開発・販売している開放F1.4の大口径単焦点シリーズでは最長焦点距離となる「105mm F1.4 DG HSM」にも注目だ。「BOKEH-MASTER」と銘打たれた解像力とボケ味を、早く実機で試してみたい。

ソニーαユーザーには嬉しい展示も。シグママウント、キヤノンEFマウント、ニコンFマウント対応で販売しているArtラインの単焦点レンズ7本が、ソニーEマウント対応として新たに発売されるのだ。対応したのは「14mm F1.8 DG HSM」「20mm F1.4 DG HSM」「24mm F1.4 DG HSM」「35mm F1.4 DG HSM」「50mm F1.4 DG HSM」「85mm F1.4 DG HSM」「135mm F1.8 DG HSM」の7本(すべて35mmフルサイズ用)。タッチ&トライコーナーにはαユーザーが集結。思い思いのレンズを試写している姿が印象的だった。

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ブースの奥ではシグマ一眼レフSDシリーズおよび「sd Quattro」シリーズの簡易センサークリーニングサービスを実施している。シグマカメラのユーザーは、ぜひ訪れてみていただきたい。

〈写真・文〉水澤 敬