CP+2018の会場では、マンフロットが最近力を入れているバッグコーナーではデリケートなドローンを運ぶための専用バックパックをはじめ、スタイリッシュなカメラバッグやザックが多数展示。新しく取扱いが始まった「Lowepro」ブランドのバッグにも新製品が多数あり、常に人が絶えない人気のスポットになっていた。
また、初日の3月1日にプレス発表会が行われ、2018年4月1日から社名が変更になると発表された。現在は「マンフロット株式会社」だが、4月からの新名称は「ヴァイテックイメージング株式会社」になる。
こちらはドローンを運搬するためのドローンバックパック「Hover-25」。DJI 社のドローン「Mavic」に対応している。もちろんドローンではなく一眼レフカメラを収納することも可能だ。開いたポケットの中央に見えるのは保温機能の付いたバッテリー保護ケースだ。
2月から取り扱いの始まった「Lowepro(ロープロ)」ブランドのカメラバッグ・ザックも新作が加わった。手頃なサイズから大型バッグ、防水バックパックなど豊富なラインナップで撮影をサポートしてくれる。確かな造りでプロカメラマンに愛好家が多い。
新製品の「Lowepro Matrix+ BP 23L」。14インチのノートパソコンとレンズ2本と一眼ボディ程度のカメラ機材、さらに上着くらいの物が入る中型のカメラザックだ。一見、重い生地素材で製造されているように見えるが、重量は0.97Kgとこのサイズとしてはかなり軽い。もちろん撥水加工はされているので多少の雨なら安心して使える。
マンフロットといえば、ライトスタンドをはじめライティングサポート用の機材が有名だ。こちらのスペースでは、種類が多く付属品パーツが分かりづらいスタジオ機材の相談を受け付けていた。「カメラからストロボを離して撮影したいが、スタンドはどういう物を使ったら良いのか?」といった基本的な相談をはじめ、さまざまなスタジオ機材に関しての質問に回答していた。
マンフロットといえば三脚を忘れてはいけない。コンパクトにたためて軽い三脚として人気の「befree(ビーフリー)」が「befree advanced(アドバンス)」に進化、耐荷重が4Kgから8kgに大幅アップし望遠系のレンズでも安心して使えるようになった。
「befree アドバンス」に付いている雲台。自由雲台だが、水平回転させるパン動作は独立操作ができるのでパノラマ撮影にも対応。自由雲台部分も動く硬さを調節できる。
こちらは「beefree アドバンス」ソニーα7 シリーズ・α9 専用モデル。αのイメージカラー「シナバ―」(オレンジではない)を随所にあしらったデザインが特徴だ。
ジッツオコーナーを見てみよう。
「超望遠撮影に便利!」と最近使う人が増えてきているジンバル機構の雲台だが、これはただジンバル機構を採用しただけではなく、さらにフルード機構も搭載した「ジッツオ GHFG1」。フルード機構のおかげで600mmF4など重量級の超望遠レンズを付けても動きはとても滑らか。それでいてマグネシウム製の本体自重は1.35Kgの軽量級だから驚きだ。
参考出品のジッツオブランドのカメラバッグ「Adventury(アドベンチュリー)」。30Lの容量で400mm F2.8などの超大型レンズにも対応。ジッツオらしい質実剛健なデザインが魅力。
〈写真・文〉青柳敏史