さまざまなスポーツを追い続ける戸村功臣さん。なかでもスノーボード撮影は写真家としての原点でもあるという。今回はトップスノーボーダーたちの“スタイル” をXQDカードGシリーズで刻み込んだ。
戸村功臣 Atsushi Tomura
1973年、東京生まれ。15歳で渡米し、大学でファインアート、フォトグラフィーの学位を取得。2000年より、日本を拠点に幅広く活躍している。日本スポーツプレス協会、国際スポーツプレス協会会員。
最高性能を求め続ける! それがプロとしての心構え
スノーボード撮影で普段から心がけているのは、相手の“スタイル”をリスペクトし、その滑りやトリック(さまざまな技など)の特徴をできる限りクールに捉えることだ。
もちろん、テクニック解説用の分解(連続)写真などは明快さが第一義となるが、いずれにしても「スノーボードの楽しさやカッコよさを伝えたい」という気持ちに違いはない。
ゆえにカメラや記録カードに求めるのは、ここぞという瞬間にイメージどおりにシャッターが切れる確実性であり、連写の際に滞りなく、目の前のシーンを切り取ってくれる高速性能だ。
その意味で、ソニーのXQDカードGシリーズほど理想的な記録カードは、ほかにないと感じている。唯一、CFカードに比べると若干値は張るが、それに見合うだけのスペックを備えている。
私は「その時点で最高の機材を使う」ことがプロ写真家としての在り方であると常々考えている。したがって、ニコンの次期フラッグシップD5は、XQDタイプを選ぶつもりだ。また、読み出し速度がより速いXQDカードMシリーズが新発売となり、ユーザーの選択肢が広がった点も歓迎したい。
書き込みも読み出しも超高速なため テンポよく撮影を続けられる
スノーパークで「Switch Backside180°Tweak」をキメるシーンを高速連写。雪が少なく、小ぶりのキック(ジャンプ台)なので高さをより強調するために腹ばいでカメラを構えた。連写後すぐ再生しても迅速にプレビューでき、リズミカルに撮影できた。
※この動画は、下記の静止画をもとに作成したイメージです。
フィールド撮影においては
高い堅牢性がマスト!
小さすぎないサイズで紛失しづらく、扱いやすい点も好ましい。実際は、撮影現場におけるカードの交換作業は必要最小限ではあるが、耐衝撃性を備えているXQDカードは何といっても心強い。
PCへのコピーもスピーディ
撮影時と同じくらい恩恵がある
撮影データをノートPC にバックアップするときの転送スピードの速さにも驚かされる。数字以上に、ストレスなく作業できること自体がプロにとってはありがたいのだ。
ソニーXQDカード 超高速Gシリーズは3種類をラインナップ
32GB、64GB、128GBの3種類がそろう。PCI Express Gen.2とUSB3.0のインターフェースに対応。利便性も高い。ウェアレベリング、エラー訂正コード機能など、高度な信頼性も備える。XQDフォーマットVer.2.0準拠。CFカードに比べ、倍以上のスピードを誇る。