今年のEIZOブースの目玉はハードウェアではなくソフトウェア。モニターとプリントの色合わせが簡単にできるプリント補助ソフト「Quick Color Match(クイックカラーマッチ)」がバージョンアップし、イルフォード、ピクトリコの用紙13種類に対応。自分の画像データを持っていけば、実際にプリントしてその手軽さと性能を体験できる。
ブース内に設けられたステージのプログラムは、「Quick Color Match」を紹介するセミナー方式がメイン。参加者の多さに注目度の高さが伺える。イルフォード、ピクトリコなど用紙メーカ講師によるセミナーも併せて開催さている。
「Quick Color Match」に対応するピコトリコの用紙はGEKKOブルー・ラベル、ホワイトフィルム、フォトペーパー、セミグロスペーパー、コットンペーパー、ソフトグロスペーパー、デザインペーパープラス。
キヤノン、エプソンのプリンターが各3台ずつ用意され、バージョンアップした「Quick Color Match」の手軽さとそのクオリティを体験することができる。
持参した画像データを「Quick Color Match」を使って実際にプリントもしてもらえるとあって、足を止める来場者も多かった。
もちろん、現行モデルのEIZOモニター製品はすべて展示されているので、高解像度の4K対応モニター、大画面モニターなど、気になる機種の操作性や性能をチェックできる。
「Quick Color Match」を立ち上げ、接続されているプリンターと対応する用紙を選ぶだけの簡単操作で表示画面とプリント結果の色合わせができる。従来はキヤノン、エプソンの純正紙13種のみだったため、対応用紙が2倍に増えたことになる。
〈写真・文〉柴田 誠