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【工場の撮り方②】煙や水蒸気の動きを効果的に撮影するテクニック

 

応用テクニック

車の光跡や水面反射など輝きを増幅させる副題を取り入れる

工場夜景はそれだけでも十分絵になるが、脇役を添えることで一層主役として強調できる。前述した煙や水蒸気もそんな脇役の一つだが、輝きを増幅させてよりきらびやかな写真にするには、光跡や水面反射などを取り入れることが有効。暗い画面のなかで工場とは違った輝きが加わると、印象的かつ独自性も出て一石二鳥だ。

 

撮影:川北茂貴

夜景撮影に欠かせない光跡は工場夜景にもマッチする

夜景に合う脇役の代表格が光跡だが、もちろん工場夜景にもマッチする。夜の工場地帯はトラックがよく通るので、長秒露光でライトを流して取り入れたい。ただ、左上の写真のようにかすかな光跡だとわかりづらいので、工場にかぶらない程度に大胆かつ豪快に光跡を描き出そう。

 

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撮影:川北茂貴

長く伸びた煙に注目して構図を決めたが、明かりが乏しくて少し寂しい。

 


撮影:川北茂貴

煙で動きを、水面反射で色味を加えてより印象的に仕上げる

工場の多くは海や川に面しているので、水面に反射した光と一緒に撮りやすい。海や川では常に波があるので、なかなかきれいな水鏡にはならないが、10秒以上の露光を行うと水面がフラットになってきれいな反射を捉えることが可能。また、画面に光による彩りを加えられる。

40ミリ相当 絞り優先オート (F11 30秒) ISO250 WB:白色蛍光灯

 

工場夜景は、工場そのものにも魅力があるのですが、脇役があってこその撮影です。煙や水蒸気、光などを効果的に取り入れて、撮影してみましょう。

 

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