大きな空を優雅に飛んでいる「飛行機」。一度は撮影したいと思う被写体です。ですが、動いている飛行機なのでブレてしまったり、太陽光との位置関係で、逆光になってしまったりと、撮影の悩みは尽きません。どうすれば飛行機の優雅さやダイナミックなカッコよさを写真に撮ることができるのでしょうか。
今まで一度も撮影したことがない人でもイチからスタートできる飛行機撮影の要点を、達人 ルーク・オザワさんに教えていただきました。
飛行機撮影は一度やったらやめられないほど魅力的。まずは身近な空港に足を運んでみよう
まずは望遠ズームとカメラを持って、手近な飛行場に出かけてみよう。飛び立ち、舞い降りる姿のカッコよさを感じたら、その魅力的な姿を写し止める撮影にチャレンジ。きっと飛行機撮影の面白さを、すぐに実感してもらえると思う。
旅客機を優美に写す方法には、7つのポイントがありました。Q&A形式で、まとめてご紹介いたします。
目次
【飛行機の撮り方①】定番の撮影スポットと、基本的なカメラの設定について
【飛行機の撮り方②】ピントの合わせ方と、美しく光を取り入れるテクニック
【飛行機の撮り方③】撮影のタイミングと、おすすめの機材について
【飛行機の撮り方①】定番の撮影スポットと、基本のカメラの設定について
飛行機を撮りたい!と思った時に、思いつく撮影スポットのド定番は、空港の「展望デッキ」です。近い距離で飛行機の撮影も可能で、旅客機の美しい姿をより多く楽しめます。
また、初心者にとっては、動いている飛行機を撮影するのは、やや難易度が高くなりますが、シャッタースピードや露出などの基本的なカメラの設定を覚えておけば、機体を美しくとらえることが可能になります。
おすすめの撮影スポットは・・・・・・
詳しくはこちら → https://getnavi.jp/capa/special/253837/
【飛行機の撮り方②】ピントの合わせ方と、美しく光を取り入れるテクニック
動いている飛行機を撮る時、ピントをどこに合わせればいいのか、瞬間的に判断するのは、慣れていないと難しくなります。ですが、現行の一眼カメラの高性能なAFと高速連写を駆使すれば、飛んでいる旅客機にしっかりピント合わせし、ベストの瞬間で捉えることが可能です。
また、飛んでいる飛行機を撮影する時は、見上げる形になるため、太陽の光線のとり入れ方で、見え方や写り方が劇的に変化します。順光、逆光、照り返しなどの光を、しっかり観察して撮影に挑みましょう!
詳しくはこちら → https://getnavi.jp/capa/special/253923/
【飛行機の撮り方③】撮影のタイミングとおすすめの機材について
飛行機をきれいに撮影する時に必ずチェックしないといけない点として、「離着陸の方向」です。その日の風向きなどの要因から離着陸の方向は変化しますので、撮影ポイントについたら、その点を確認しよう。また、太陽などの光線がとり入れられるポイントも重要になります。
“ルーク・オザワ流”飛行機撮影にピッタリのおすすめの機材は・・・・・・
詳しくはこちら → https://getnavi.jp/capa/special/254060/
【飛行機の撮り方④】ワンランク上の飛行機写真を狙う方法
飛行機撮影に少し慣れてくると、「もっとうまく撮りたい!」もっともっと・・・・・・と、ステップアップを目指したくなると思います。そんな時は、周りの風景を生かして、「流し撮り」で撮ってみるのも、スピード感あふれる撮影が可能になります。また、雨の日は、濡れた滑走路に照り返される光の反射を生かして撮影したり、様々な楽しみ方が可能です。試してみましょう!
詳しくはこちら → https://getnavi.jp/capa/special/254080/
ルーク・オザワさんより、みなさまへのメッセージ
飛行機を見ているときのワクワク感を大事に撮ろう
今回は飛行機撮影の入門からのポイントを紹介したが、重要なのはやはり「大空を飛ぶ美しい翼」の美しさを感じ取ることだろう。いろいろな光の中で、その機体がどんなふうに見えるのかを観察し、カメラ・レンズを活用して捉えてみてはいかがだろうか。
Profile
達人 ルーク・オザワ
1959年2月 東京生まれ。ヒコーキと向き合って45年、今や航空写真第一人者。風景とヒコーキをシンクロさせた情景的ヒコーキ写真を確立。時に神がかり的な絵創りは見る者に感動を与えている。著書に『JETLINER』シリーズ(イカロス出版)、『ルーク・オザワのヒコーキ写真の撮り方』(誠文堂新光社)がある。