特集

【カメラ用語事典】TTL

TTLとは、Through The Lensの略で、「レンズを通して」といった意味合い。カメラによって多少異なるが、レンズから入ってきた光の一部をセンサーなどに導いて、露出やピントを合わせる仕組みになっている。

今は露出やピントのほか、ストロボ調光、ホワイトバランスなどもTTLでやっている。昔のカメラは単独の露出計で明るさを測っており、フィルターを使うときは光量が減るぶんを計算して補正しないといけなかった。しかし、TTLならそのぶんも加味した状態で測れるので、フィルターによる減光分を補正する手間はいらないし、誤差もない。

 

レンズから入った光をミラーに反射させて、ファインダーに導くのが一眼レフカメラ。
 

 

イラスト/イワタモリオ