イメージセンサー(撮像素子)の全ての画素の数が「総画素数」で、そのうち撮影に利用する画素の数が「有効画素数」になる。
撮像素子の端のほうの画素は、ノイズが出やすいなどの問題があって性能があまりよくない。また、信号を伝達するための転送路として使っていたりするので、一般的に撮影には利用されない。総画素数はこうした撮影に用いない画素まで含めた数であり、有効画素数は利用しうる画素だけの数を指す。そのため、総画素数よりも有効画素数のほうが少ない。
デジタルカメラが出始めたころは総画素数表記が主流だったが、最近は有効画素数が主に使われている。
ニコン D850のイメージセンサー。総画素数は4689万画素で、有効画素数は4575万画素である。