東芝メモリのSDメモリカードを使う写真家「エクセリア アンバサダー」の作品づくりへの取り組みを紹介。クルマを共通のテーマにEXCERIA PROを使って撮り下ろした、池之平昌信さんの「動」、桃井一至さんの「静」。2つの世界を見ていこう。
ラリーの撮影は常に1回勝負。レース撮影を支えるEXCERIA PRO! – 池之平昌信 –
「流し撮り職人」の異名を持つ写真家・池之平昌信さんはモータースポーツ撮影のプロフェッショナル。飛騨高山の山林で開催された「全日本ラリー選手権 第9戦」で、林道を駆けるラリーマシンを高速連写した!
林道を駆け抜ける競技車両を広角で流し撮り
一般林道を閉鎖してタイムを競い合う「スペシャルステージ」。広角16ミリで流すにはカメラを相当速く動かす必要がある。広角の歪み、クルマ自体の動きなどが加わることで、独特な描写が生まれた。
ニコン D5 AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR シャッター優先オート 1/10秒 F8マ −0.7補正 ISO100 WB:オート
カメラの真の実力発揮には高性能・高速なカードが必要
F1や世界ラリー選手権(WRC)などモータースポーツを長年にわたり撮影してきた池之平昌信さん。今回被写体に選んだ『全日本ラリー選手権』は実に30年ぶりの撮影になった。
「規制が少ないWRCに対し、日本で行なわれるラリーは安全への配慮から撮影場所が非常に限定され、撮影の難易度が高い。さらにF1などとは違い、ラリーでは同じ背景で撮れることはほとんどない。1台も落とせない仕事もあるから、高速連写を多用できて、バッファーフルになりにくく、なっても立ち直りの速いメモリカードが必要になる。また競技中の移動は不可能、足場が悪くぬかるみなども多いのでカード交換のリスクが大きい。全車両を記録できる大容量と、信頼性の高いメモリカードであることが重要。
どのカードを選べばいい? とよく聞かれるのだが、『高性能のカメラには高性能・高速なカードを』と答えている。カメラのスペックをフルに引き出すために高性能なカードはマスト。長年の経験から自身で出した答えこそがEXCERIA PROを選ぶことなのだ」
確実な記録が求められるから連写は必須
サーキットを何周も走るF1などとは異なり、同じ場所を一度しか走らないラリーはシャッターチャンスが極端に少ない。仕事によっては全車の撮影を求められたりするから、テンポよく連写して記録していくことが重要だ。
ソニーα7 III FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS シャッター優先オート 1/1250秒 F5.6 −0.7補正 ISO800 WB:オート
とにかく撮影に集中して、あとからベストを選ぶ
目の前のコーナーに向かってくるシーンと走り去っていくシーン、2回の撮影チャンスがあった。砂塵の上がり具合などは自然に任せるしかないので、現場ではとにかく連写してあとからベストな1枚を選ぶことになる。
ソニーα7 III FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS シャッター優先オート 1/1250秒 F5.6 −0.7補正 ISO1000 WB:オート
連写したこの10コマからベストショット2枚を選んだ。
観客の目前で行なわれる「ギャラリーステージ」では、特設コースを舞台に激走するラリーカーを見ることができる。走行前には必ず連写して、途中でバッファーフルにならないか確認。必要なら記録形式をFINEからNORMALに落としたりして調整することも。
奥の背景は朝日が差し込み明るいが、車両の走る林道はまだ日が入らず暗い。手前の車に露出を合わせると背景が飛んでしまう。そこでフラッシュを焚き、スローシンクロで車両を際立たせた。
東芝 EXCERIA PRO™ SDHC/SDXCメモリカード(SDXU-Dシリーズ〈N502〉)
256GB / 128GB / 64GB / 32GB
最大読み出し速度 270MB/s
最大書き込み速度 260MB/s
[インターフェース]UHS-II
[スピードクラス]ビデオスピードクラス90 / UHS スピードクラス3 / SDスピードクラス10
▼詳しくはこちら!
https://jp.toshiba-memory.com/product/sd/sdxud/index_j.htm
プロフィール
池之平昌信(Masanobu Ikenohira)
1966年、鹿児島生まれ。東京工芸短大写真技術科在学中より国内のモータースポーツなどを撮影。1987年からF1GPの撮影を開始。世界20か国以上、約50か所のサーキットなどへ赴き、約300以上のレース、ラリー等のイベントで取材・撮影を経験している。
http://ikenohira.com
第46回 M.C.S.C. ラリーハイランドマスターズ2018 supported by Sammy / ラリーハイランドマスターズ・ヒストリック(2018年10月12~14日)
撮影協力/松本カースポーツクラブ
イメージづくりに手放せない絶大な信頼を置くEXCERIA PRO! – 桃井一至 –
疾走するラリーマシンの「動」に対し、写真家・桃井一至さんはどのようにして「静」を表現するのか。現場の状況を巧みに生かした作品をご覧いただこう。
現場の状況を生かして臨機応変にフレーミング
地面にカメラを置き、ローアングルから手前の大きな水たまりを生かしたフレーミングで撮影。実際の色味よりもホワイトバランスでドラマチックさを加味して、より夕方の雰囲気重視に仕上げた。
ソニーα7R III シグマ 105mm F1.4 DG HSM | Art 絞り優先オート F5.6 1/30秒 −1.7補正 ISO100 WB:太陽光
高い性能と信頼性の製品を意識せず使えることの凄さ
スクラップアンドビルドを繰り返しながら、刻々と変容を続ける首都・東京。桃井一至さんは今しか見られないその街並みを、日本のグランドツーリングの代名詞『日産GT-R』とともに描き出したいと考えた。世界の名だたるスーパースポーツとも対等にわたりあえる速さを持つGT-Rだが、ただ停まっているだけでもそのフォルムは只ならぬ存在感を発する。
「この手のクルマは特にボリューム感のあるリアフォルムが印象的。夜の街の灯が映り込むと一段と艶やかさが出る。メモリカードは自動車に例えるならばガソリンと同じで、それがないと走ることができないし、品質面・耐久性などで問題が起きても困る。撮影枚数がかさむ今回のような作品づくりに、大容量256GBのEXCERIA PROは手放すことのできない標準装備品だ。信頼しているからこそ、特にトラブルを意識することなく使えるし、それが安心にもつながる。『高速・安心・事故なし』、クルマと同じですね」
特徴的なテールランプと高層ビル夜景を1枚に
GT-Rのアイコンでもある丸いテールランプの「赤」が映えるよう、本来の色味とは異なるホワイトバランス設定で、あえて青みを強調した。ビル群の夜景の前に、通り過ぎるトラックをうっすらとアクセントとして入れている。
ソニーα7R III シグマ 24mm F1.4 DG HSM | Art 絞り優先オート F8 2秒 ISO100 WB:白熱灯
「R」のアイコンをドラマチックに浮かび上がらせる
ステアリング中央に備わる「GT-R」のエンブレム。スポットライト風にエンブレムだけを照らし、エッジが浮かび上がるようにして存在感を際立たせた。温かみを出すため光源は白熱電球のライトを使用している。
ソニーα7R III シグマ 105mm F1.4 DG HSM | Art 絞り優先オート F2.8 0.4秒 −1.3補正 ISO100 WB:太陽光
東芝 EXCERIA PRO™ SDHC/SDXCメモリカード(SDXU-Dシリーズ〈N502〉)
256GB / 128GB / 64GB / 32GB
最大読み出し速度 270MB/s
最大書き込み速度 260MB/s
[インターフェース]UHS-II
[スピードクラス]ビデオスピードクラス90 / UHS スピードクラス3 / SDスピードクラス10
▼詳しくはこちら!
https://jp.toshiba-memory.com/product/sd/sdxud/index_j.htm
プロフィール
桃井一至(Kazushi Momoi)
1968年、京都府生まれ、滋賀県育ち。1990年6月、3年間のアシスタント生活のあと独立。現在はポートレート、コマーシャルなどの写真撮影をはじめ、カメラ関係書籍の執筆、webレポートなども行なっている。
https://twitter.com/gizmomoi
〈協力〉東芝メモリ株式会社
https://jp.toshiba-memory.com/