「クローズアップ」とは、被写体に近づいて撮影することを指す。撮りたいものを大きく写すことで被写体の細部を描写し、形状の面白さや迫力ある姿を見せることができる。クローズアップというと花や小物撮影だけのテクニックと思われがちだが、どんな被写体にも使える。
ただし、レンズによって被写体に近づき、ピントを合わせられる距離は異なる。これを撮影距離と言い、最も被写体に寄って撮影できる距離を「最短撮影距離」と呼ぶ。クローズアップするには最短撮影距離の短いマクロレンズを使うのが一般的である。
マクロレンズを使って、ツバキのシベをクローズアップ。花粉が見えるほど緻密に写った。