カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2019」(2019年2月28日~3月3日/パシフィコ横浜)会場から写真でレポート! 注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
【ベルボン】新型カーボントラベル三脚は一見の価値あり
カメラに比べると進化が遅いと思いがちな三脚だが、一昔前に比べると驚くほど進化している。進化した強度や軽さ、持ち運びの便利さなどを体感できるベルボンブースは一見の価値があった。
高伸縮比トラベル三脚UTCシリーズの新製品「UTC-63 II AS」を持ってクールな笑顔は、ベルボン広報の又平さん。たたむと357mmに収まるため、カメラバッグの中にも入るのでとても便利、しかも最大地上高は1520mm。そしてセンターポールが分割式になったのでローアングルにも対応。2019年4~5月ごろに発売の予定だそう。
型番末尾の「AS」はアルカスイス互換シューモデル。従来のベルボン規格のクイックシューを装備したモデルもある。
「カーボンだからさぞかし軽くなったのだろう」と思ったのだが、UTCシリーズではカーボン素材を軽量化よりも強度アップのために活用している場合が多いとのこと。ブース内には三脚の脚を横から押してたわみやねじれの剛性を確認するコーナーも。
トラベル三脚シリーズの入門機「UT-3AR」。実売で1万円を切るという驚異的な価格なのだが、強度を保つ工夫がされており、そのブレない実力は侮れない。
左は参考出品の大型三脚。右のジオカルマーニュシリーズのリプレイス品になる予定。脚部の固定方法やロックナットなどが改良されている。
〈文・写真〉青柳敏史