カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2019」(2019年2月28日~3月3日/パシフィコ横浜)会場から写真でレポート! 注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
【ニッシンジャパン】ハードな連写にも耐えうる高耐熱クォーツ管搭載「MG80 Pro」を開発発表!
クリップオンストロボのメーカー・ニッシンジャパンは、昨年同様、ステージ型のブーススペースを展開。“光の魔術師”イルコ・アレクサンダロフさんをはじめ、指折りのライティングテクを誇るポートレート写真家たちがニッシンのスピードライトを使用して実践型のセミナーを開催していた。
展示コーナーでは高耐熱グリップ型スピードライト「MG10」や、コンパクトなボディでガイドナンバー最大60の大光量が得られる「i60A」など、クリップオンストロボ製品を多数展示。そしてCP+2019開幕日に“隠し玉”の新製品発表があった。
発表されたのは電波式コマンダーとレシーバー機能を内蔵したガイドナンバー60の大光量クリップオンストロボ「MG80 Pro」。まだ開発発表の段階で発売は今夏予定のため、ガラスケース内での展示となった。
同社のいわゆる“マシンガンストロボ”「MG10」と同じ高耐熱クォーツ管を搭載しており、連写してもオーバーヒートしないクリップオンタイプのストロボだ。食い入るようにガラスケース内を見ていた写真家・山田愼二さんは「プロのポートレート写真家は、いちばんこれを待ってたよ。単3形乾電池4本で“マシンガン”連写できるのがいい。高耐熱の発光管がいいよね」と発売が待ち遠しくてたまらないといった様子だった。
同日発表された「MG8」も最大光量がガイドナンバー60で、NASに対応した高耐熱小型グリップタイプスピードライト(2019年3月8日発売)。
光量とサイズを抑えただけの、まさに“マシンガンストロボ”「MG10」の弟分といったグリップタイプストロボ「MG8」。価格はニッシンデジタルダイレクトの通販価格で54,000円(税別)を予定しているという。
〈文・写真〉水澤 敬