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写真も動画も“パン棒”の存在と扱いがポイントです【CP+2019】

カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2019」(2019年2月28日~3月3日/パシフィコ横浜)会場から写真でレポート! 注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。

 

【バンガード】雲台の上部が90度ごとに回転する 便利なだけじゃない「VEO 2 PRO」

バンガードの三脚「VEO 2 PRO(ヴィオ ツー プロ)」は、写真撮影と動画撮影の両方にオススメできる2019年春登場の新シリーズ。カメラ雲台を搭載した「VEO 2 PRO APV」「VEO 2 PRO CPV」の2機種6モデルと、ビデオ雲台を搭載した「VEO 2 PRO AV」「VEO 2 PRO CV」の2機種4モデルで、全10製品をラインナップする。

 

 

カメラ雲台は、ユニークな構造の3ウェイ雲台となっている。雲台は上下2段構造になっており、ボタンを押しながら回すと上部だけが90度回転する。雲台全体が回転するわけではないため、しっかりと安定位置を設定したうえで、カメラだけを正確に90度回転させることができる。パノラマ撮影をするような場合に便利な機能といえるだろう。

 

 

雲台の上部をだけ回転させることで、パン棒位置を可変設定できるのがこの雲台の特徴となっている。状況に合わせて操作しやすいパン棒位置を選ぶことができるのは撮影上のストレスを大きく減らしてくれる。写真は、分かりやすく見せるために2本のパン棒を180度対向位置に設定してみた例。

 

 

また、雲台を回転させることで2本のパン棒を同一方向にまとめることができるため、収納時にも重宝する。毎回パン棒を取り外す必要がないため、すばやくコンパクトに収納することができる。この機能だけでもこの雲台が欲しいと思える。

 

 

さらに各パン棒は、グリップ部のボタンを押すと伸縮が可能。

 

 

収納時にはグリップを短くすることでコンパクトにまとめることができるようになっている。

 

 

脚の開閉は「VEO 2」シリーズでおなじみのボタン式ロックを採用している。ワンアクションで開閉ができる便利な機能だ。

 

 

「VEO 2 PRO」の脚は3段式で、ロックはレバー式となっている。
 

 
〈文・写真〉柴田 誠