SSDも驚くほどTOUGHに! 速度や使い勝手も向上
CP+2019では「タフ仕様ポータブルSSD」も参考出品された。「コンパクトスタンダードモデル」はモバイル機器接続に配慮した省電力設計、「ハイパフォーマンスモデル」は1GB/sデータ転送によるワークフロー高速化を狙う。
<Topic①>超高速と省電力の2モデルを用意
ハイパフォーマンスモデル(写真左):防塵・防水および堅牢性に優れたTOUGH性能に加え、USB 3.1規格の上限に迫る1GB/sのデータ転送を想定している超高速モデル。2TBまでの容量を検討している。
コンパクトスタンダードモデル(写真右):TOUGH仕様のコンパクトモデル。540MB/sの高速データ転送と省電力設計によりモバイル機器でも安心して使用できるモデル。2TBまでの容量を検討している。
製品名に「タフ仕様」とあるように、こちらの製品の堅牢性もかなりのもの。防水・防塵性能に加え、曲げ強度2トン、プレス強度6トンというケタ違いのタフ性能を目指す。
<Topic②>安心して持ち歩けるTOUGH性能を実現
曲げ強度2000kgf、プレス強度6000kgfという圧倒的な強度で、カメラバッグの中で重量級機材の下になっても安心なTOUGH性能を目指すというのがスゴイ(写真上:曲げ強度テスト、写真下:プレス強度テスト)。
また、タフ性能だけでなく、使い勝手を考えた工夫も随所に光る。シルバーの波面ボディに2本のラバーバンドというSSDらしからぬ見た目だが、デザイン性だけでなく実用性もしっかり考えられている。
<Topic③>利便性を高める工夫
インターフェースはUSB 3.1 Gen 2のUSB -Cポートを装備。端子上部の角にアクセスLEDを配置し、上からも横からも確認できる高い視認性を確保している。手になじむ波面ボディは、バッグ内や暗いスタジオでも目につくシルバーカラー。2本のラバーバンドは、滑落を防ぎ、管理ラベルやメモを挟み込める利便性向上提案だ。
デジタル機器の進化に伴って大容量データを扱う機会が増えるなか、圧倒的なタフ性能と高速性能を兼ね備えたタフ仕様モデルは今後ますます必要となっていくだろう。過酷なフィールド撮影を存分に楽しめる、TOUGHシリーズに注目だ!
※ポータブルSSD の商品化は検討中であり、発売は未定です。記事に掲載の開発中の製品のすべての数値・仕様は検討中のものです。
撮影/我妻慶一