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【カメラ用語事典】クロスセンサー、ラインセンサー

クロスセンサーとは、一眼レフカメラに搭載される位相差AF用のAFセンサーを十字型に配置した、精度の高い測距を実現するセンサーのこと。一方、ラインセンサーと呼ばれるシンプルなAFセンサーは、センサーの線に垂直に交わる被写体の線(輪郭線)に対しては高い精度でピントのズレを検出できるが、AFセンサーの方向と平行の被写体の線に対してはズレが検出できず、AFの「迷い」を生じることがある。

 

センサーを縦/横、もしくは斜め/斜めの2方向に配置したクロスセンサーなら、2方向あるうちのどちらかのセンサーでズレが検出でき、AFの迷いを防ぐことができる。水平線や横縞の被写体、動きのあるシーンなどどんな被写体でも確実に捉えることができるのが強みである。

 



 

キヤノンのエントリー一眼レフEOS Kiss X9iはオールクロス45点AFセンサー採用し、最大45点でクロス測距が可能になる。装着するレンズやアスペクト比の設定により、クロス測距点数は変動する。