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空が澄んだ晴天日に訪れたい展望スポット! 5月のおすすめの撮影スポット⑩奄美自然観察の森

だんだんと暖かくなってきて、撮影にも出かけやすい季節になってきた。ということで、本稿では4月下旬から5月いっぱいにかけて楽しめる日本全国の春の絶景を風景写真家に紹介してもらう。今回の推薦人は深澤 武さん。

 

おすすめの撮影スポット⑩奄美自然観察の森(鹿児島・龍郷町)

空が澄んだ晴天日に訪れたい展望スポット

海の青を描くなら順光や斜光狙い

奄美自然観察の森には展望台がいくつかあるが、笠利湾を見渡せるドラゴントリデがいちばんのビュースポットだ。笠利湾方面は順光や斜光になる午後の光で狙うと、海の青さが映える。雲が多かったり、霞んでいたりすると海色も空色も映えないので、なるべく空がクリアな日に訪れたい。

 

また、夕方の光に照らされたスダジイを中心とした照葉樹林も美しい。展望台までは駐車場から徒歩15分ほどだが、道中はルリカケスやオーストンオオアカゲラの姿を目にすることも多い。超望遠レンズを提げて、いつでも撮影できるように準備しておきたい。

 


PLフィルターを使って空と海の青さを引き出す

ドラゴントリデと呼ばれる展望台からは、スダジイの森と笠利湾を望むことができる。空のヌケがよく、適度な雲があってアクセントになってくれるとベストだ。さらに海や空の青さ、白い雲を際立たせるため、PLフィルターを使用して撮影した。

ニコンD810 AF-Sニッコール24~ 70ミリF2.8E ED VR 絞り優先オート F11 1/80秒 +0.3補正 ISO200 WB:5000K

 

【撮影情報】

時期 5月中旬
時間帯 午後
天候/光 晴れ/斜光
焦点距離 24ミリ相当
使用アイテム PLフィルター、三脚
※本記事はカメラ雑誌「CAPA  2018年5月号」を元に制作しております。掲載されている情報は、当時のものですのでご了承ください