「体感×プロフェッショナル写真力」をメインテーマに掲げて開催されていたフォトグラファーズ&フォトビジネスフェア「PHOTONEXT(フォトネクスト)2019」は、営業写真館やブライダルフォトグラファーなどのプロフェッショナルが集うビジネスフェア。そんなPHOTONEXT2019の会場を見回して目立っていたのが「New Born Photo」だ。
「New Born Photo」とは、まだ首もすわっていない新生児の写真のこと。生まれてから3週間くらいまでに撮影するのだという。富士フイルムのブースには「New Born Photo」のコーナーが設けられていた。
アスカネットのブースにあった等身大フォトの作例も「New Born Photo」が多かった。生まれたばかりの赤ちゃんの写真を等身大で残せるのは、記録としても大きな意味がある。
新生児なだけに、衣装はとにかく小さい。その小ささが可愛いということで写真を撮る人が増えているのだという。「New Born Photo」用のアイテムを揃えている専門店もある。次の写真はMimoza Houseのもの。
カリフォルニアの撮影小道具専門店のMimoza Houseでは、Lizzy Zornesさんによる「New Born Photo」の実演を行っていた。来場者の関心も非常に高く、実演が始まるとすぐに人垣ができ、スマホで記録する人も多かった。
様々な「New Born Photo」用のアイテムを揃えていたmicia luxuryのブース。鳥の巣のようなカゴや小さなベッド、衣装などが展示販売されていた。
「New Born Photo」は、いわゆる“SNS映え”ブームの追い風もあって人気が高まっているようだ。少子化の進む日本で、New Born Photoのような新生児を被写体にした写真がトレンドになっているのは、興味深い現象と言えるかもしれない。