秋といえば紅葉! 場所によってさまざまな表情を見せる紅葉は、鑑賞だけでなく撮影スポットとしても非常に人気です。ということで今回は、東北地方のおすすめ紅葉スポットを撮影地マップからピックアップしました。
※【2019年10月8日追記】一部、東北地方ではない撮影スポットが掲載されていたため、修正いたしました
1. 紅葉した木々に彩られる「熊沼」(岩手)
岩手県と秋田県を結ぶ八幡平アスピーテライン。熊沼はその途中にあり、車道脇から見下ろすように撮影できます。黄色く染まる落葉樹と緑色の針葉樹、そして青く輝く熊沼のコントラストが美しく、それらを上手に組み合わせて大スケールの紅葉風景を表現しましょう。午前中の撮影がオススメ。紅葉の見ごろは9月下旬から10月上旬。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/kumanuma/
2. 紅葉と渓谷が眼下に広がる「森の大橋」(岩手)
紅葉名所として知られる松川渓谷に架かる森の大橋。橋の周囲には美しい風景が広がり、特に下流側ではさまざまな色に染まった木々の間を川と滝が流れるスケールの大きな風景を撮影できます。大型車が通ると橋が揺れるため、スローシャッターで撮影するときにはタイミングを見極めてシャッターを押しましょう。紅葉の見ごろは10月中旬から10月下旬。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/morinooohashi_iwate/
3. 岩床が特徴的な紅葉の「姉滝」(宮城)
仙台の奥座敷、秋保温泉からさらに内陸部を目指すと二口峡谷に到着します。この峡谷に流れるのが姉滝で、以前は滝と甌穴が結合した珍しい形状をしていましたが、その後崩壊して現在のような形に。滝自体の規模はそれほど大きくありませんが、周囲の岩床は浸食されて独特の形をしています。滝と紅葉、岩床を組み合わせて画面を構成すると印象的な写真に仕上げられます。紅葉の見ごろは10月中旬~下旬。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/anetaki_miyagi/
4. 「鶏頭場ノ池の畔」を彩るブナの紅葉(青森)
紅葉の見ごろは10月中旬~11月上旬ころと、青森県内でも比較的遅い時期に色づく鶏頭場ノ池。池の西側の車道や遊歩道から、ブナをはじめとした色鮮やかな木々が生い茂る様子を撮影できます。対岸の風景だけを切り取ると単調な画面になるので、手前の木々なども取り入れながら奥行きが感じられるように作画しましょう。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/ketobanoike_aomori/
5. 紅葉の「睡蓮沼」と八甲田の山々(青森)
八甲田大岳や硫黄岳、高田大岳などの八甲田の山々を間近に望む睡蓮沼は、道路から歩いてすぐの場所にあります。10月上旬の紅葉時期は針葉樹のアオモリトドマツと赤や黄色に色づいた落葉樹、青く染まった沼が見事な光景を作り出します。風景に立体感の出る早朝が狙い目ですが、シーズンになると多くの写真愛好家が訪れて混雑します。近くにある地獄沼や城ヶ倉渓流と紅葉時期がほぼ重なるので、セットで訪れるのがオススメ。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/suiren-numa/
6. ブナの黄葉が素晴らしい「八甲田山」(青森)
八甲田の山並みは、行き来する道路のあちらこちらで眺めることができます。紅葉した山々は絶景で、特にブナの黄葉が美しいです。見ごろは例年、10月上旬から下旬で、年によって紅葉の色づき具合が違います。事前に情報をチェックしましょう。また、標高によって色づきの時期が異なるので、見ごろの場所を狙うこと。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/bunahaxtukoudasan/
7. 黄葉に彩られる「奥入瀬渓流」(青森)
焼山から十和田湖の子ノ口まで続く約14キロの渓流。すべてを歩くとかなりの距離があるため、車で気に入ったポイントを見つけながら撮影するのがオススメ。紅葉の時期は観光客の数も増えるので、できれば平日の早朝か夕方などを狙って訪れましょう。晴れているときよりも、陰影がつきにくい曇りや雨の日のほうが撮りやすいです。紅葉の見ごろは10月中旬~下旬ごろ。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/oirase_aomori/
8. 「八甲田山麓」のブナの二次林(青森)
蔦温泉から猿倉温泉周辺にかけて、国道103号線沿いの両側にはブナの二次林が広がっています。この二次林はスラリとしたブナが幾重にも立ち並び壮観です。似たような風景が続くため、撮影をするときにはポイントとなるものをしっかりと決めて作画しましょう。紅葉の最盛期10月中旬~下旬ごろ。しっとりと雨に濡れた姿や晩秋の時期も風情が感じられます。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/hakkodasan_aomori/
9. 朝日に染まる紅葉の「蔦沼」(青森)
蔦沼の紅葉の見ごろは10月中旬~下旬。最盛期には朝日に染まる蔦沼の姿を見ようと多くの人が押し寄せ、沼を見渡せるウッドデッキは平日でも夜明け前から大混雑しますが、ほとんどのは朝日が差し込んだ直後に引き上げていくため、この時間帯を狙って訪れましょう。蔦沼の朝の風景を撮影したあとは、遊歩道を歩いて月沼や長沼、菅沼などを巡り、紅葉と水が織りなす風景を満喫しましょう。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/tsutanuma/
10. 橋から見下ろす「城ヶ倉渓流」の紅葉(青森)
十和田八幡平国立公園内にある城ヶ倉渓流。現在、渓流沿いの散策は禁止されているものの、高さ122メートルの城ヶ倉大橋から見下ろす渓流の姿は圧巻です。カメラを下に向けて紅葉と渓流、そして枯れ木なども入れて写すとひと味違った印象の写真になるでしょう。橋には歩道が設けられていて、さらに橋の両端には駐車場とトイレも完備されています。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/ooyukiyamakouyou/
11. 秋の「仙岩峠」を駆ける秋田新幹線(秋田)
日本最速の新幹線E6系も県境の難所ではゆっくりと進んでいきます。岩手秋田県境の仙岩峠は新緑、紅葉と絶景が楽しめ、秋田新幹線の名撮影地。こちらは国道脇の駐車帯付近から撮影した写真。線路が遠く、またトンネルから飛び出してきた瞬間を狙うので、集中を切らさずに列車を待ちたいところ。的確な位置でシャッターを切れば列車の先頭部は柱の間を抜くことができます。紅葉のピークは10月中旬ごろ。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/sengantouge_akita/
12. 夕日に照らされる秋の「大沼」(秋田)
八幡平の中で最も大きい大沼。四季折々の風景や、生きものの姿を見ることができます。秋の紅葉は中でも格別で、ダケカンバやナナカマドなどの紅葉が色鮮やかに映えます。夕日の時間帯は水面にもその色が映り込み、実に彩り豊かな画になります。近隣には「八幡平ビジターセンター」もあり、アクセスも良好。紅葉の見ごろは9月下旬~10月中旬。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/hachimantai/
13. 紅葉の眺望に優れた「欅橋」(秋田)
栗駒山の西側を通る国道398号線と、県道282号線が交わる場所にあるのが欅橋。ここから望む紅葉風景は色鮮やかで、隠れた撮影スポットといえます。例年10月中旬~下旬ころに見ごろを迎えます。鮮やかな紅葉だけを切り取ると単調になるので、杉林の緑色なども入れて画面を引き締めて構成しましょう。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/kouyoutasukibashi/
14. 紅葉の「一ノ滝」(秋田)
立又渓谷には一ノ滝・二ノ滝・幸兵衛滝といった見応えのある滝があり、紅葉の時期(9月中旬~9月下旬)はいっそう美しさが際立ちます。駐車場から10分ほど歩くと最初に姿を見せるのが一ノ滝。この写真は二ノ滝へと続く登山道の途中からの撮影(紅葉と滝を組み合わせるため)です。一ノ滝から先は急勾配の道となり、周辺では熊も出没することから充分注意して行動しましょう。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/itinotaki/
15. 遊歩道から見下ろす「抱返り渓谷」の紅葉(秋田)
抱きかかえなければ通れないほどの山道が続いていたことから名付けられた抱返り渓谷。茣蓙の石・若狭の急流・棚掛の滝といった見所が点在しており、なかでも回顧の滝は一番の名所として知られています。10月中旬~11月上旬の紅葉シーズンを迎えると、周囲の木々が鮮やかに染まって華やかな表情を見せてくれます。遊歩道は狭く観光客も多いため、人の少ない朝夕に訪れるのがベスト。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/keikokunokouyou/
後編では残り15スポットを紹介します。