2019年11月13日(水)〜15日(金)の3日間、千葉の幕張メッセで開催された「Inter BEE 2019」(International Broadcast Equipment Exhibition 2019 = 2019年 国際放送機器展)。音と映像と通信のプロフェッショナル向け展示会だが、会場にはアマチュアにおすすめの写真機材も数多く展示されていた。会場で見つけた注目のアイテムやユニークな製品をピックアップして紹介する。
【カンダオ】なんと6万円台で買える8Kの360度カメラ「QooCam 8K」
中国・Kandao Technology (カンダオ テクノロジー) が展示していたのは、8Kの動画撮影ができる360度カメラ「QooCam 8K」。デザインはリコーの360度カメラ THETA (シータ) シリーズをふた回りほど大きくしたような印象だが、コンシューマー向けでは世界最小の8K 360度カメラだ。
「QooCam 8K」は、1/1.7インチの2000万画素センサーを搭載し、本体には2.4インチのタッチ式カラー液晶を備える。手ブレを抑える6軸のジャイロスコープを内蔵し、64GBの内部メモリーに記録可能で、SDメモリーカードにも対応する。2019年12月下旬から発売開始ということだが、販売は自社サイトで行われる予定。価格は驚きの67,100円(税込)。この価格で8K360度撮影ができるなら、ちょっと買ってみようかなという気になってしまう。
〈文〉柴田 誠