いつも何気なく使っているカメラ用語。なんとなくわかっている気がしても、実はよくわかっていない言葉がたくさんある。用語を正しく理解すれば写真仲間と話しも弾むハズ。デジタルカメラにまつわる用語を解説しよう。
フランジバック【ふらんじばっく】
マウント面から像面までの距離。英語では「flange focal distance」とするのが普通。一眼レフではクイックリターンミラーが動く空間が必要なことから長くなりやすいが、ミラーレスカメラでは短くできるため、カメラやレンズの小型軽量化が図りやすい。光学系または鏡胴の後端から像面までの距離である「バックフォーカス」と混同しないように注意する。
ミラーレスカメラではフランジバックが短くなって空いたスペースにレンズを配置することができるため、カメラだけでなくレンズの小型軽量化や高性能化が図りやすい。同じシグマの14-24mm F2.8でもミラーレスカメラ用のDG DN (右) のほうが格段に小型軽量だ。