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【今さら聞けないカメラ・写真用語】「フランジバック」って何?

いつも何気なく使っているカメラ用語。なんとなくわかっている気がしても、実はよくわかっていない言葉がたくさんある。用語を正しく理解すれば写真仲間と話しも弾むハズ。デジタルカメラにまつわる用語を解説しよう。

 

フランジバック【ふらんじばっく】

マウント面から像面までの距離。英語では「flange focal distance」とするのが普通。一眼レフではクイックリターンミラーが動く空間が必要なことから長くなりやすいが、ミラーレスカメラでは短くできるため、カメラやレンズの小型軽量化が図りやすい。光学系または鏡胴の後端から像面までの距離である「バックフォーカス」と混同しないように注意する。

 

SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art + MC-11、SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
左:SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art + MOUNT CONVERTER MC-11
右:SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art

ミラーレスカメラではフランジバックが短くなって空いたスペースにレンズを配置することができるため、カメラだけでなくレンズの小型軽量化や高性能化が図りやすい。同じシグマの14-24mm F2.8でもミラーレスカメラ用のDG DN (右) のほうが格段に小型軽量だ。