2019年11月13日(水)〜15日(金)の3日間、千葉の幕張メッセで開催された「Inter BEE 2019」(International Broadcast Equipment Exhibition 2019 = 2019年 国際放送機器展)。音と映像と通信のプロフェッショナル向け展示会だが、会場にはアマチュアにおすすめの写真機材も数多く展示されていた。会場で見つけた注目のアイテムやユニークな製品をピックアップして紹介する。
【石川トランク製作所】使い方はいろいろありそう! プロ御用達の超軽量コンテナ
石川トランク製作所は、放送業界のさまざまな撮影機材に対応したケース専門メーカー。アルミケースの老舗の会社が “より軽く、より強く” をコンセプトに作ったのがHPケースシリーズだ。
一見するとただのプラスチックケースのように見えるが、ハニカム構造のTECCELL (テクセル) をサンドイッチコア材に採用し、軽量化とともに強度と剛性を備えたケースになっている。クルマでの移動やスタジオなどで活躍しそうなケースだ。
サイズはSS (530×370×115mm) 〜 LL (530×470×115mm)、DM25 (640×320×495mm) の6サイズがラインナップされているが、特注品のオーダーも受け付けてくれる。
積み重ねて収納できるスタックコンテナ (通称スタコン) も注目の新アイテム。色ごとに中身を分けたり、ケーブル類をまとめて入れておくような使い方に向いている。こちらもハニカム構造のパネルを採用しているので、強度は問題ない。
〈文〉柴田 誠