いろいろあった2019年、なかでも大きなトピックといえば「改元」だろう。2019年5月1日より元号が平成から「令和」に変わり、世間は新たな時代への期待感に包まれた。そんな令和元年、カメラ業界はどうだったのだろう。ということで、令和元年（2019年5～12月）に発表・発売された新製品を中心に主要メーカーごとの注目トピックを一挙に振り返っていきたい。今回はパナソニック編！
■2019年1～4月のトピックはコチラ↓
Lマウント採用の「フルサイズミラーレス」発売で動向に注目集まる【2019年春の新作まとめ・パナソニック編】
Topic①早くも3モデル目となるフルサイズミラーレスが登場
2019年3月に、「LUMIX S1／S1R」の2モデルでフルサイズミラーレス市場に参戦したパナソニック。2019年9月には早くも3モデル目となる「LUMIX S1H」を発売した。本機はパナソニックが業務用シネマカメラの開発で培った技術をフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S」シリーズに結集した動画プロフェッショナルモデル。6K動画記録や14+ストップV-Log/V-Gamut対応など、プロの映像制作に応える動画性能を搭載している。
Topic②フルサイズ用のレンズラインナップを強化
フルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S」シリーズが採用するライカLマウントに対応するレンズとして、2019年9月に大口径標準ズームレンズ「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」、2019年12月に超広角ズームレンズ「LUMIX S PRO 16-35mm F4」を発売。さらに、2020年1月には全域F2.8の大口径望遠ズームレンズ「LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.」の発売が予告されている。
また、2019年6月にはLマウントのレンズに対応する1.4×テレコンバーター「DMW-STC14」、2×テレコンバーター「DMW-STC20」が登場した。
Topic③マイクロフォーサーズにも新製品が登場
フルサイズミラーレスだけでなく、従来のマイクロフォーサーズ機にも魅力的な新作が登場した。それが2019年5月発売の「LUMIX G99」だ。本機はLUMIX Gシリーズの静止画ハイエンドモデル「G9 PRO」の操作性、画質、信頼性を継承したスタンダードモデル。ボディだけでなく、標準ズームレンズキットで付属する10倍ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 II ASPH. / POWER O.I.S.」も防塵・防滴仕様のため、幅広いシーンで活躍が見込まれる。
また、マイクロフォーサーズ用の交換レンズとして、2019年8月に大口径標準ズームレンズ「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7 ASPH.」、2019年10月に標準単焦点レンズ「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 II ASPH.」が発売された。