はじめよう一眼動画 第5回 : 手持ち撮影でカメラワークを楽しむ
「写真は撮るが、動画は撮らない」というアマチュア写真家の皆さんにも動画撮影を楽しんでもらおうという本企画。動画に関わるむずかしい理論などは敢えて脇に置き「とりあえずこの設定で撮っとけ」流で企画は進む。
これまでは三脚を使用して画角を固定した風景撮影的な動画の撮り方をレクチャーしてきたが、第5回では三脚は不要。動画ならではのカメラワークを手持ち撮影で行い、より変化のある動画を撮影しようという企画だ。今回も東京都千代田区の北の丸公園を舞台に、中西カメラマンが分かりやすく解説してくれる。
以下、動画のダイジェストを簡単に紹介。
第5回のテーマは、手持ちでの動画らしいカメラワーク。
講師役は『CAPA』本誌および『CAPA CAMERA WEB』で活躍中の写真家、中西 学さん。自身のYouTubeチャンネルでは風景撮影から製品レビュー動画まで、幅広く公開されている。
機材は「ソニー α7C」と「FE 24-105mm F4 G OSS」の組み合わせ。シャッター優先モードで撮影している。
ロケ地は東京都千代田区に位置する「北の丸公園」。
動画撮影ならではのカメラワークを、独特のボディモーションとともに紹介。
ポイントとなるアイテムがストラップ。ピンと張らせることで、首と両手の三点支持が可能になる。
ロケ地紹介
「北の丸公園」東京都千代田区
北の丸公園は、旧江戸城北の丸が位置していたエリアに広がる都心の公園。千鳥ヶ淵に咲く桜を撮影しようと、ここを訪れたことのある写真ファンも多いのではなかろうか。
旧江戸城の建築遺構で重要文化財にも指定されている清水門、田安門というふたつの城門やお堀と高い石垣、武道館や科学技術館などの施設は被写体としても魅力的な存在。園内には落葉樹と常緑樹の森林が育まれており、木陰で水の流れを眺めていると都心にいることを忘れてしまうほどだ。
秋には落葉樹が色づき、冬には水鳥が池に渡ってくるなど、年間を通じて撮影が楽しめる、好アクセスも魅力的な都市公園だ。