2021年6月15日〜16日にパシフィコ横浜で開催されたフォトグラファーズ&フォトビジネスフェア「PHOTONEXT (フォトネクスト) 2021」。2年ぶりに開催されたリアルイベントの会場から、気になった製品をピックアップして紹介する。エプソンブースには、コンパクトな業務用フォトプリンターが参考出品されていた。インク交換も手軽で、家庭でも使ってみたいモデルだ。
エプソンは環境に配慮したアルミパックインク採用のミニラボ機を参考展示
エプソン販売は、業務用フォトプリンター、インクジェットのミニラボ機「SureLab (シュアラボ)」シリーズを中心としたフォトビジネスを紹介していた。
そんなブース内に、「参考出品」の気になる文字を発見! 2021年内発売予定とある。
インクジェットのミニラボ時代を牽引する最新モデルを参考出品。SureLabシリーズのコンパクト機「SL-D850」の後継モデルで、設置スペースはほぼ同じだ。
従来モデルではロール紙にしかプリントできなかったが、後継モデルでは単票紙に両面印刷ができるようになる。
背面からの手差しにも対応。家庭用インクジェットプリンターのような操作性を実現した。
インクは本体の両サイドに装填する。ブラック、シアン、マゼンタ、イエローとライトマゼンタ、ライトシアンの6色染料タイプだ。ブラックも染料インクを採用する。インクは、家庭用インクジェットプリンターのものよりも耐久性があり、成分も家庭用とは異なるのだそうだ。
インクは、アルミパックに封入されたものをトレーに乗せて挿入する。容量は従来の200mlよりも多少増えるようだが、詳細は未定。参考出品のため、今後変更になる場合もあるという。本体右上には、廃インク吸収パッドが設けられている。
インクが入っているアルミパック。使い終わったら丸めて処分できるので、カートリッジよりもゴミを減らすことができるというのが大きなメリットだ。上部にはハンドルが取り付けられており、右上には間違えて挿入しないように、インク情報の入ったICチップがある。
本体上部の液晶画面には、インク残量も表示される。
両面印刷ができるので、写真集や小冊子、卓上カレンダーなどの制作にも向いている。