2021年6月15日〜16日にパシフィコ横浜で開催されたフォトグラファーズ&フォトビジネスフェア「PHOTONEXT (フォトネクスト) 2021」。2年ぶりに開催されたリアルイベントの会場から、気になった製品をピックアップして紹介する。パイオテックのブースでは、「一生フォト」を掲げた高耐久性の「メタルプリント」が展示されていた。
アルミにプリントする一生モノのプリント「メタルプリント」
大小さまざまなプリントを展示していたパイオテックのブース。これらはすべて、アルミのパネルに直接印刷された「メタルプリント (HD Print)」だ。
プリントした印画紙をアルミ板に貼り付けているわけではなく、特殊表面処理を施したアルミ板に直接プリント (昇華転写) するのが「メタルプリント」。屋内であれば、銀塩写真プリント (ガラスフレーム付き) の3倍、65年以上の耐久性があるそうだ。また、表面のコーティング層にインクが染み込んでいるので、摩擦や薬品の耐性も高い。傷が付きにくく、水洗いも可能だ。
よく見ると、周りが映り込みするほどの光沢感がある。画像の再現性は高く、立体感があって色鮮やかだ。
「パネルカラー」と呼ばれるプリントのタイプは、白をベースにしたホワイトグロス (左)、反射を抑えたホワイトマット (中)、アルミの質感を活かしたクリアグロス (右) の3種類から選ぶことができる。
1.2mm厚のアルミを使用しているので、大きさの割に重くないのも大きな特徴だ。六つ切相当の8×10インチは重さ約150g。オプションで裏面にフレームを付けたり、ハンガーを装着することもできる。納期は2週間程度。
サイズは、長方形が5×7インチ (127.0×177.8mm) ~ 40×60インチ (1016.0×1524.0mm)、正方形が6×6インチ (152.4×152.4mm) ~ 27.56×27.56インチ (700.0×700.0mm) の全16サイズ。価格は5×7インチが3,300円、8×10インチが5,500円、40×60インチが132,000円 (いずれも税込) となっている。