2021年11月17日 (水) 〜19日 (金) の3日間、千葉の幕張メッセで開催された音と映像と通信のプロフェッショナル展「Inter BEE 2021」。昨年はオンラインのみでの開催だったが、今年はオンラインとリアルの両方で開催された。会場で見つけた注目アイテムやユニークな製品をピックアップして紹介しよう。
【EIZO】EIZOといえば液晶モニター …だけじゃなかった!
会場では、4Kはもちろん8K映像も当たり前といった感じのカメラやモニターが多くのブースで展示されていた。EIZOブースも4Kモニターの展示がメインだ。
4K HDR対応の27型モニターと31.1型モニター
EIZOブースでは、 27型4Kモニター「ColorEdge CS2740-X」と31.1型4Kモニター「ColorEdge PROMINENCE CG3146」の映像を比較展示していた。「CS2740-X」は、3DCG・ゲームなどの動画や、映画・放送コンテンツの制作に適したHDR対応の映像制作向けモデル。「CG3146」はキャリブレーションセンサーを内蔵した世界初のHDRリファレンスモニターだ。ちなみに「CS2740-X」の直販価格は291,500円、「CG3146」は3,278,000円 (いずれも税込)。
「CS2740-X」は映像制作向けのモニターだけに、10種類のカラーモードを切り替えて表示することができる。
PC3台分の情報を表示できる37.5型ウルトラワイド曲面モニターが人気
37.5型のウルトラワイド曲面モニター「FlexScan EV3895」も展示されていた。パソコン3台からの情報を1画面で表示できる横長のモニターは、動画のタイムラインが見やすいことから来場者の注目を集めていた。
開発中の超高感度HDズームカメラを参考展示
EIZOブースで気になるカメラを発見。「超高感度HDズームカメラ」が参考展示されていた。今回は来場者の反応をうかがう意味合いもあって、発売時期や仕様などは未定だ。
「超高感度HDズームカメラ」は夜間の監視などに活躍するもので、ビデオカメラのナイトモードと比較すると格段によく見える。お天気カメラや河川の増水などを監視するといった需要が期待できそうだ。
光学ズームは35倍を搭載する。EIZOはモニターで出力するだけでなく、入力機器から映像の世界を変えていこうとしているようだ。