オンラインイベントのみで開催された「CP+2022」。エプソンは「エプサイト・フェス Vol.2」と題して、2022年2月24日〜27日の期間中さまざまなプログラムを配信。3月31日までアーカイブ動画を視聴できる。なかでも注目は、CAPAが全面協力した『epSITE × CAPA「光の魔術師」イルコのプリントテクニック』だ。
「光の魔術師」イルコのプリントテクニックで紹介した作品の一部はこちら!
ライブ配信スタジオからレポート
“光の魔術師”ことイルコ・アレクサンダロフさんは、ストロボを使ったライティングによる独自のポートレートで人気の写真家。しかし、実は今まで自分でプリントを行う機会がなかったという。そんな彼が今回初めて、エプソンのインクジェットプリンターによる作品プリントに挑戦。そんな彼が感じた「プリントの楽しさ」を一時間にわたってライブ配信で伝えてくれた。
パートナーは、写真好きのモデル・相沢菜々子さん。エプソンスクエア丸の内にあるエプサイトのスタジオで2月25日にライブ配信が行われた。
「雨だから撮れない」なんて言いたくない
内容は、大きく「撮影」と「プリント」の2パートに分かれ、まず前半ではイルコさんの作品を見せながら撮影の様子を語ってくれた。
「ほとんどストロボを使って撮影します。なぜなら、どんな場所や状況でも撮れるようにしたいから。暗いから撮れない、雨だから撮れない、なんて言いたくない。ストロボを使うことで、被写体は明るく、背景は暗くもドラマチックにもできます」
「今回相沢さんを1日で、河川敷、東京駅付近、夜の東京と3シーンで1200枚以上撮りました。彼女は自分で写真を撮るから、どう写るか理解が早くて、やりやすかった」
「イルコさんの写真は光がカッコいいです。こだわりが伝わってくるから、撮られるほうも真剣になります」と相沢さん。息の合った軽快なトークが続く。
初めてプリントしてみた感想は「めっちゃイイね!」
後半は、今回初挑戦の本格的な作品プリントについてのトーク。プリントに使用したのは、A2ノビまで印刷可能なエプソンの写真高画質プリンター「SC-PX1VL」だ。
「イルコにはプリントのイメージがないと思うけど、今回初めて本格的にプリントしました。初めてのインクジェットプリントの感想は“めっちゃイイね!”の一言。初めて大きなサイズでプリントされた自分の写真を見たときは、その発色の良さと、髪の毛1本1本までしっかり解像して緻密に描いてくれていることに、ものすごい感動を覚えました」
「プリントするといろいろな発見があります。液晶モニターで見ているときと受ける印象が変わるし、より大きなサイズで見ることができるから細部に目が行くようになる。また、用紙に光沢を選ぶかマット調を選ぶかだけでも写真がとても変わる。とても楽しいです。これからはプリントのことも考えて写真を撮るようになると思います」とイルコさん。
相沢さんも「こうやって紙という形になって残るのって素敵ですね」と語ってくれた。
今回使用したプリント用紙は「写真用紙クリスピア <高光沢>」と「Velvet Fine Art Paper」。純正アート紙の「Velvet Fine Art Pape」は紙の質感が高く、写真の立体感が際立つ。「写真用紙クリスピア <高光沢>」の光沢感とシャープな仕上がりも好印象だ。
最後にB1の特大プリントも登場。このイベントのために、エプサイトのプライベートラボにある大判プリンターでプリントしたものだ。迫力に2人もびっくり!
アーカイブ配信は3月31日まで
視聴者も大満足の一時間だった。しかし、ライブ配信は「仕事で見ることができなかった」なんて人も多いはず。そんな見逃してしまった人に朗報!
「エプサイト・フェス Vol.2」は2022年3月31日まで、特設サイトからアーカイブ視聴が可能だ。ほかのプログラムも、上田晃司さん・コムロミホさん夫妻や中井精也さんによる作品づくりテクニックなど興味深いものばかり。簡単なクイズに答えるとプリンターがもらえる「エプサイトプレミアム」開始記念キャンペーンも3月15日まで実施中。要チェックだ!
→「エプサイト・フェス Vol.2」のアーカイブ視聴はこちらから!
イルコ・アレクサンダロフ (Ilko Allexandroff)
ブルガリア生まれ。神戸在住のフォトグラファー。ファッション、ポートレートの撮影を中心に全国で活躍する。ストロボを駆使した独自の撮影スタイルがブレイク。YouTubeに撮影技法やカメラの開設動画を投稿し、多くのファンを獲得している。
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〈協力〉エプソン販売株式会社
〈取材・文〉稲葉利二