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高校生が写真展にチャレンジしてみた! 写真選びから展示までをレポート

岩倉しおりがズバリ解決! お悩み相談室

Q. モデルの気持ちを盛り上げる撮影のコツは?

友人をモデルに撮影しています。岩倉さんが人を撮る時に心掛けていることを教えてください。

A. モデルさんあっての作品だという気持ちを忘れずに

私は人物をメインに撮影することはあまりなく、モデルさんを風景に溶け込ませる場合が多いです。撮影は深夜から始まり朝日を迎えるまでの、ほとんどの人が眠りについている時間帯です。そのため、気分を盛り上げるというよりは同じ光景を見て感動できる、そんな感性をもったモデルさんと撮影に出掛けています。「カメラマンとモデル」というような関係性ではなく、「一緒に素敵な光景を見に行こう」という感じです。

また、寒い場所や水辺での撮影では、こちらで防寒着や長靴などを用意することは当たり前に大切だと思っています。モデルさんあっての作品だという気持ちをいつも忘れないようにしています。

Q. 「自分らしさ」がわかりません!

「あなたらしい写真だね」と先生や友人に言われることがありますが、自分らしさって自分ではよくわかりません。どうしたらわかりますか?

A. 自分の「好き」を追求することが大切!

「自分らしさ」って確かに難しいですね。私も自分自身の写真に対して、今でも自分らしさがわからなかったり個性がないことに悩んだりします。でも、見てくれる方が「あなたらしい」と思うということは、個性があるということなんだと思います。

私も「岩倉さんの写真は見ればすぐにわかる」など嬉しいメッセージをいただいたことがあります。なので、そこはあまり悩まずに自分の「好き」を追求していくことのほうが大切なのではないでしょうか。自分らしさは、それによって確立されていくものなのだと思います。

Q. 写真の「量」と「質」はどちらが大切ですか?

「たくさんシャッターを切ろう!」「被写体を見極めて!」両方言われますが、岩倉さんは「量」と「質」はどちらが大切だと思いますか。

A. 無理をせずに自分の引かれるままに撮ろう

量も質もどちらも大切。それは場面によっても変わってくると思います。私の場合は、撮りたい光景に出会うと反射的に流れるように撮影していきます。反対に撮りたいと思わなければ全くシャッターは切りません。撮影に出掛けたからといって無理に撮ろうとする必要はありません。

自分の引かれるままに撮るのが一番楽しいし、好きな写真が撮れると思います。刻々と変わる時間や光。そんな光景にときめいたら、私は時間を忘れてシャッターを切ります。

→ 作品づくりに役立つ情報や写真プリントを仕上げるためのテクニックをご紹介! エプソンのフォトポータル

 

自分の写真をカタチにしよう!【写真展示編】

岩倉しおり

香川県生まれ。CDジャケットや書籍のカバー、広告写真などを手掛ける。「青色」をテーマに、おもにフィルムで撮影した人物や風景写真がSNSで人気を博す。写真集に『さよならは青色』(KADOKAWA)。写真展も多数開催。
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〈協力〉エプソン販売株式会社

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