カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2023」が、2023年2月23日~26日にリアル会場とオンラインで開催。4年ぶりとなるリアル会場から、注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
タムロン
ブース中央に青森ねぶたを配し、三味線の音色が流れるタムロンブースのテーマは「祭り」。タムロンの工場がある「青森」にフォーカスしたデザインになっていた。
大口径超広角ズーム「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」Xマウントを参考展示
ブースの目玉は、2023年2月20日に開発を発表した富士フイルムXマウント用の大口径超広角ズームレンズ「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」。ソニーEマウント用 (2021年6月24日発売) に続いての発売だ。コンパクトなボディは、F2.8の大口径でありながらカメラボディとのバランスもよさそうだ。
最短撮影距離は広角端11mmで0.15m。最大撮影倍率1 : 4のクォーターマクロとなっており、パースペクティブを生かしたワイドマクロ撮影ができる。
AF駆動には静粛性に優れたステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive) を搭載しており、静止画だけでなく動画撮影にも対応する。
光学系は、先行するソニーEマウント用と同様のようだが、詳しいスペックや価格は未定。発売は2023年春頃となっている。
スマホからレンズの機能をカスタマイズ
レンズの機能をカスタマイズできるモバイルアプリ「TAMRON Lens Utility Mobile」のデモンストレーションも行われていた。2022年11月29日の公開以来、初お披露目となる。
迫力のあるねぶたは、CP+の会場で大きな存在感を放っていた。
浴衣姿のモデルが登場すると、来場者の注目を一気に集めていた。
ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さんによるミニチュア作品と写真作品が展示されていた。2020年にタムロンが創立70周年を迎えたことを記念して制作された作品で、本社ロビーに展示されているものがCP+のために披露された。
列車に見立てているのはタムロンのレンズ。鉄道の街・大宮に本社を置くタムロンらしい作品だ。