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ストロボや小型LEDライト、ライティング機材は新製品がわんさか登場【PHOTONEXT2023レポート】

2023年6月6日〜7日の2日間、フォトグラファーズ&フォトビジネスフェア「PHOTONEXT (フォトネクスト) 2023」がパシフィコ横浜で開催された。会場で見つけたカメラ関連の機材をピックアップして紹介する。

【サンテック】各社のTTLに対応するJINBEIのスピードライトとワイヤレストリガー

サンテックブースでは、2023年6月12日に発売するJINBEI (ジンベイ) のワイヤレス対応スピードライト「HD-2MAX」とワイヤレストリガー「TR-Q7 II」を展示。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

「HD-2MAX」は、背面に大型のLEDタッチパネルを備えているのが大きな特徴だ。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

1台でOM SYSTEM、キヤノン、ソニー、ニコン、パナソニック、富士フイルムのTTL調光に対応する「インテグレーテッドホットシュー」を採用。複数メーカーの機種を使い分ける撮影や、機種を問わない撮影セミナーなど、使える場面は多そうだ。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

ソニー専用モデル「HD-2MAX (S)」も用意されている。通常モデルは、アダプターを使用してソニー製カメラに対応する。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材
左が「HD-2MAX (S)」

 

取り外し式のバッテリーを採用している。ガイドナンバーはGN60で、フル充電で500回以上のフル発行が可能だ。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

従来モデルの「HD-2PRO」(右) と比べると、バッテリーが小さくなっているのがわかる。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材
左が「HD-2MAX (S)」、右が従来モデルの「HD-2PRO」

 

発光部は円形で、バウンスカードやディフューズボールなどのアクセサリーをマグネットで装着できる。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

ワイヤレストリガー「TR-Q7 II」は参考価格17,600円 (税込)。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

こちらも「インテグレーテッドホットシュー」を採用し、各社のTTLに対応する。ソニー専用の「TR-Q7II (S)」もある。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

【浅沼商会】IFOOTAGEのカラフルな小型LEDライト「Anglerfish HL1 C4 LEDライトシリーズ」

IFOOTAGE (アイフッテージ) の小型LEDハンディライト「Anglerfish (アングラフィッシュ) HL1 C4 LEDライトシリーズ」は、2023年6月9日発売の新製品。ミントグリーン、パープル、イエロー、ブラックの4色をラインナップする。参考価格は11,990円 (税込)。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

トップ部にLEDディスプレイを装備。各種設定を確認できる。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

底面には三脚穴が設けられている。背面はマグネットになっていて、スチール壁などに取り付けることが可能だ。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

発光面のディフューザーは取り外しが可能。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

専用アプリ「iFootage Lumin」で色温度や特殊効果の設定ができる。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

ブースには、IFOOTAGEのLEDライト「Anglerfish SL1 LEDライトシリーズ」も展示されていた。IFOOTAGEのライティング製品はこれから増えていくとのことだ。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材
クイックリリースドームソフトボックスを取り付けた「SL1 160N」(左手前) と「SL1 320DN」(左奥)、ランタンソフトボックスを取り付けた「SL1 220DN」(右)

【よしみカメラ】ダイヤルで色相を変えられる「クリップオン RGB LEDライト」

よしみカメラのブースで見つけたのは「クリップオン RGB LEDライト BIG」と「クリップオン RGB LEDライト mini」。コールドシューを備えており、カメラのホットシューに装着して使うことができる。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

背面の中央には色を変えることができるコントローラーがある。指でなぞると色が変わる。微妙な色調整はアプリでできる。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

「LEDチューブライト」も展示されていた。Ra:95以上の高演色LEDを採用したチューブライトで、色温度は2800〜8000Kに調整が可能。長さは27cm、65cm、125cmの3種類がある。価格は14,080円~54,780円 (税込)。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

専用のアプリでコントロールが可能だ。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

「LEDチューブライト」のコントロール部分。充電用のUSB端子が設けられている。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

【コメット】コメットがLEDライトに参入

コメットブースでは、この4月から取り扱いを開始した LEDライト「COOLCAM (クールカム)」シリーズを展示していた。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

「COOLCAM 200X LED」は、最大照度43,900lx (専用リフレクター装着時) のハイパワーLED。色温度2700〜6500Kまで100Kステップで調整が可能で、静音ファンを内蔵する。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

さらに大光量となる最大照度65,000lx (専用リフレクター装着時) の「COOLCAM 200X LED」もある。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

「COOLCAM 300X LED」に装着されていた「COOLCAM フレネルスポット」。繰り出すことでスポット光を絞ることができる。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

パネルタイプの「COOLCAM P120 LED」。1792個のLEDで、最大照度は4200lxだ。市販のVマウントバッテリーが使用できる。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

【H&Y Filters Japan】ワンタッチでセットできるSMDVのソフトボックス「Speedbox-Flip G Softbox」

H&Yフィルタージャパンのブースでは、4月に取り扱いを開始した韓国SMDV社のソフトボックス「Speedbox-Flip G Softbox」を展示。手で持てるグリップが装備されている。こちらは直径60cmの「Speedbox-Flip24G Softbox」。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

グリップ部のレバーを握ると、スタンドに立てた状態でソフトボックスを傾けることができるようになっている。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

上部のレバーを押すだけでソフトボックスを畳むことができる。組み立てもワンタッチだ。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

 

フィルターやアクセサリーなどはマグネットで装着できるようになっている。

【PHOTONEXT2023】ライティング機材

「Speedbox-Flip G Softbox」は20G (50cm)、24G (60cm)、28G (70cm)、32G (80cm) の4サイズをラインナップ。価格は20Gが21,000円、24Gが24,000円、28Gが25,000円、32Gが27,000円 (いずれも税込)。