2023年6月6日〜7日の2日間、フォトグラファーズ&フォトビジネスフェア「PHOTONEXT (フォトネクスト) 2023」がパシフィコ横浜で開催された。会場で見つけたカメラ関連の機材をピックアップして紹介する。
【よしみカメラ】フィルターをマグネット式にするアダプター
「Kase マグネティックフィルターアダプター」は、レンズに装着する「マグネットベース」とフィルターに装着する「マグネットリング」を組み合わせることで、フィルターをマグネットで装着できるようにするアイテム。
さらに「マグネットジョイント」を使えば、フィルターの重ねがけもできる。サイズは67mm、72mm、77mm、82mmの4サイズ。「マグネティックレンズキャップ」も用意されている。
【サクラスリングプロジェクト】人気ストラップの長所を取り入れた「サクラスリング トートバッグ」
ストラップ「サクラスリング」と同様の生地を使った「サクラスリング トートバッグ」2サイズが展示されていた。
開口部はファスナーで閉じることができるが、脇から手を入れて中のものを取り出せるようになっている。幅の広いハンドルは、荷物の重さを分散させて肩や腕にかかる負担を軽減する。スカーフみたいなストラップ「サクラスリング」の仕様が生かされているポイントだ。
中には大型のポケットが設けられている。
サイズは30×35×18cmで、容量18リットル。耐荷重は15kgと、カメラを入れて持ち歩いても問題ないレベル。価格は16,800円 (税込)。
金具フックが付いているので、ショルダーストラップを取り付けることができる。
こちらは、ふたまわりほどサイズが小さい「サクラスリング トートバッグ ミニ」。
生地の面積が大きく、柄が変わると印象が大きく変わるため、基本的に1点ものということだ。価格は12,800円 (税込)。
【ヴァンリンクス】BENROの小型三脚「Cyanbirdシリーズ」が人気
2023年4月に発売された、スリムに畳めるBENRO (ベンロ) の小型軽量三脚「Cyanbird (シアンバード) シリーズ」のデモが人気を集めていた。すでに入荷待ちの状態だという。
「写真と映像のどちらも撮影したい」というニーズに応えた小型軽量5段三脚で、雲台は新開発のハイブリッド雲台「FS20PROC」だ。
ハイブリッド雲台「FS20PROC」は、下部が自由雲台で上部がビデオ雲台の2つの特性を兼ね備えている。
パン棒には六角レンチが収納されている。また、センターポール下端にあるフックを外すと六角レンチになる。
【Tour Box Tech】写真編集のプロセスをショートカットで操作できるコントローラー
会場の片隅で、来場者に背を向けて作業しているように見えたのは、クリエイター向けコントローラー「Tour Box」のデモ。
写真編集や動画編集などで細かな調整ができる「Tour Box」は、ペンタブレットやマウスと併用する左手用のデバイス。USB接続のスタンダードモデル「Tour Box NEO」とBluetooth接続ができるフラッグシップモデル「Tour Box Elite」がある。価格は「Tour Box NEO」が24,980円、「TourBox Elite」が39,960円 (いずれも税込、本体のみ)。
バージョンアップされた専用ソフト「TourBox Console 5.0」で、「Tour Box」のスライダーやダイヤル、ボタンの機能をカスタマイズすることができる。
「TourBox Elite」はクラシックブラック、アイボリーホワイト、オパークスモークの3色をラインアップする。
【アルメディオ】データの長期保存が可能な高信頼性SSD「EVHX-T02TS」
アルメディオのブースに展示されていたのは、Verbatim (バーベイタム) の高信頼性SSD「EVHX-T02TS」。エラーレートの低いフラッシュメモリーを選別して使うことで、25年以上のデータ保存を実現。市販のSSDの約2倍の長期保存を可能にした製品だ。
インターフェイスは、USB3.2 Gen2に対応したUSB Type-C。容量は2TBで、リード&ライトは1000MB/S。保証期間は5年だ。専用ソフトを使えば、SMART情報を元に寿命を診断したり、書き込みの許可や禁止を設定できる。
高い信頼性が必要な撮影やデータのアーカイブ用途を想定しており、今のところ店頭やオンラインでは販売されていない。購入するにはVerbatim Japanに連絡する必要がある。価格はオープン。