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安定の老舗カメラ店が渋谷にオープン!「レモン社 渋谷店」へ行ってきた

レモン社の7店舗目が2023年9月1日、渋谷にオープンした。渋谷モディの地下1階にある店内は開放的な空間。なかでもジャンクコーナーは、見やすい場所にある。

カメラ屋エクスプローラー:レモン社 渋谷店
手前の棚の一部がジャンクコーナー

客層は老若男女、国内外から。近隣のスタジオマンも来店

渋谷という土地柄や施設の特色の関係か、渋谷モディの周辺には多くの若者の姿が見られた。やはり、この店の客層も若者が多いのか? まず、その点を運営責任者の瀧田さんに聞いてみる。

「ええ、この場所にオープンしたのは、若者にアピールする目的もありましたから。あと、外国人のお客さんです。新宿店も多いですが、渋谷店はそれ以上ですね」

フルサイズミラーレスから中判、二眼レフまで、ひと通り扱う中古カメラ&レンズ

各ショーケースに陳列されている中古品は、フィルム用とデジタル用で割合は半々くらい。新店舗ということもあり、店内全体を見渡して製品の種類バランスが良いと感じる。目的や好みに応じて、じっくり物色できる。

カメラ屋エクスプローラー:レモン社 渋谷店

土地柄、フィルムやチェキは需要大。豊富な品揃え

昨今、フィルムカメラの人気は高くても、フィルム自体の供給が追いつかない状況が続く。だが、渋谷店に陳列されるフィルムは、種類も数もかなり多い。インスタントカメラ用も充実!

カメラ屋エクスプローラー:レモン社 渋谷店

幅広いニーズに対応する中古ラインアップ

最近の中古品売買の傾向は?

「デジタル関連の傾向としては、一眼レフからミラーレスに買い替える人が多いです。ミラーレスの中では、富士フイルムのXシリーズが人気です」

Xシリーズは外観デザインのほか、フィルムシミュレーションの絵づくりが評価されているようだ。また、CCDセンサー採用の古めのコンデジを探す人も、国内外問わず多いとのこと。

もちろん、フィルム関連の商品も数多く陳列されていて、それを目当てに来店するお客さんも多い。

「ビギナーならキット用ズームレンズからの脱却で、単焦点の35mmや50mm。カメラに詳しい人は、M42マウントのオールドレンズ。このあたりの注目度が高いです。ジャンク品も、パーツ取りとかの目的で結構需要がありますよ」

“若者の街” 渋谷にオープンした安定の老舗カメラ店。老若男女、誰もが安心して通えるお店だ。

ミラーレスは富士、フィルム一眼はニコンが人気

富士フイルムのミラーレスXシリーズは、趣味性の高いデザインのモデルが多く、色再現性の良さにも定評がある。フィルム一眼レフでは、プロ仕様のF一桁モデルやFM2などの定番製品を擁するニコンの人気が高い。

カメラ屋エクスプローラー:レモン社 渋谷店

カメラ屋エクスプローラー:レモン社 渋谷店

世界中から注目されるCCDコンパクトデジカメ

今や国内外から関心が高まっているCCDセンサー採用の古めのコンパクトデジカメ。CMOSとは一味違う色再現性が良いのだとか。そのせいか、以前より中古相場も高め。

カメラ屋エクスプローラー:レモン社 渋谷店

ライカ、ハッセル、ローライなど舶来品も多数在庫

レモン社と言えば舶来カメラ! そんな印象を抱くカメラファンも多いはず。その伝統は健在。各種M型ライカ、ハッセルブラッド、ローライの二眼レフなど、多くの舶来製品が並ぶ。

カメラ屋エクスプローラー:レモン社 渋谷店

運営責任者のおすすめはコレ!

ペンタックス ESPIO 130M

1990年代前半から2000年代前半にかけて発売された、小型軽量なフィルムコンパクトESPIOシリーズ。この「ESPIO 130M」は後期の製品で、38-130mmのズームレンズを搭載している。Bランク品だが2週間の保証付き。価格は6,800円 (税込)。

カメラ屋エクスプローラー:レモン社 渋谷店

見つけた! 吉森カメラマンの気になる商品

オリンパス 35DC

1971年に発売された、40mm F1.7の大口径レンズを搭載するコンパクト機。プログラムオート撮影が可能で、逆光補正機能なども搭載。自分にとっての “最初のカメラ” でもある。Cランク品で価格は7,800円 (税込)。

カメラ屋エクスプローラー:レモン社 渋谷店

※掲載した商品や価格は取材時のものです。

レモン社 渋谷店

住所 東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディB1F
営業時間 11:00~20:00 (12月31日は18:30まで)
定休日 渋谷モディの休業日に準ずる (1月1日〜3日は休業)
TEL 03-6416-1997
アクセス 渋谷駅ハチ公口から徒歩約4分
URL https://www.cameranonaniwa.co.jp/store/shibuya/