フジヤカメラ本店からアーケード商店街方面に少し歩くと、フジヤカメラ ジャンク館がある。ジャンク館はその名の通り、カメラやレンズのジャンク品、フィルターやフードなど細かいアクセサリーを販売する。取材時には三脚やジュラルミンケースのジャンク品もあった。
本店の行き帰りに寄る人が多く、取材時もひっきりなしに来店
驚くのが人の多さ。平日の日中に訪れたが、ひっきりなしにお客が入ってくる。「本店で買い物をされたお客さまが、その帰りにジャンク館も覗きに来るケースが多いですね」とスタッフの石原さん。
売れ筋はジャンクカメラやジャンクレンズ、フィルターやストラップとのこと。本店でカメラやレンズを買った人が、それに装着するアクセサリーを探しに来る。取扱説明書も豊富なので、購入したカメラの取説があればラッキー。
所狭しと商品が並べられた店内
店内は商品でぎっしり。ジャンクカメラやレンズはもちろんだが、フィルターやレンズフードなどのアクセサリー類がとても豊富なのに驚く。これだけあれば、お目当ての製品も見つけられるはず。一部新品も扱う。
ショーケース内は本店では扱えない未整備品が並ぶ
ショーケースの中の未整備品のカメラ。取材時には「ニコン F3P」や「ニコン FM3A」のジャンクがあった。また、「ニコン D800」や「ソニー α7」などデジタルのジャンクも並んでいる。
パーツ取り・分解用のジャンクカメラやレンズが豊富
棚に並んだジャンクカメラは、1960~80年代の一眼レフが中心。これらのカメラやレンズはどれもカビや不具合などがあるため保証はなく、分解やパーツ取り用だ。状態によって500~3,000円で購入できる。
お試しもOK! 宝探し感覚で楽しめる
ジャンク館で扱うアクセサリーには、ビニール袋に入れられているものがある。例えば、フードやキャップは自分のレンズに装着できるか、試したい場合もあるだろう。「スタッフに声を掛けてもらえれば、袋から出してお試しできます。気軽にお申し付けください」
お宝を探す感覚で楽しめるのもジャンク館の魅力。リモートスイッチやフォーカシングスクリーンなど、通常の中古カメラ店ではあまり見かけない品もゲットできるかも。ジャンク館を活用して手軽にカメラシステムを充実させよう。
中古のアクセサリーやバッテリーなど、扱う商品は多種多様
ストラップ、フードやキャップ、さらにマウントアダプターなど、実に幅広いアクセサリーが探せる。この雑多なところがジャンク館の楽しさ。このほか、取扱説明書やカメラ関連の雑誌や書籍 (新品) も置いている。
スタッフのおすすめはコレ!
クラシックカメラ
多数のクラシックカメラのジャンクが在庫。写真は左から「オリンパス 35IVb」、ドイツ製の「レチナ IIc」「レチネッテ」。どれも名機だ。不具合を自分で修理して使うもよし、インテリアとして部屋に飾ってもオシャレ。「クセノン 50mm F2.8」を持つ「レチナIIc」は10,000円。
見つけた! 藤井カメラマンの気になる商品
カメラリグ
動画撮影用のリグも豊富な品揃え。特にこれから本格的に動画撮影を始めたい人に◎。対応機種が特定できないものが多いので、愛機を持参して、店員さんに声を掛けて合うものがあるか試してみよう。価格は500~2,000円。
※掲載した商品や価格は取材時のものです。
フジヤカメラ ジャンク館
住所 東京都中野区中野5-63-5
営業時間 10:00〜20:30
定休日 年中無休
アクセス 中野駅から徒歩3分
URL https://www.fujiya-camera.co.jp